ファッション
連載 エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY 第194回

良いブランドは、まだまだいっぱいある

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2026年春夏のメンズ・ファッション・ウイークを取材しています。メンズコレクションの取材は、コロナ前以来でしょうか?ブランドも、携わる人も、取材する側も様変わりしました。ちょっぴり寂しい気もしますが、「新陳代謝とは、こういうことだ」とも思えるのは、良いことだと思っています。

コレクション取材では、比較的自分の嗅覚というか、食指の動き方を大事にしています。今季は、新「アフォーダブル・ラグジュアリー」とは何か?代表例はどんなブランドなのか?に本能が動いている気がします。業界も、自分自身も、そんなブランドを探していると思うのです。すでにメジャーな代表例は、「アミ パリス(AMI PARIS)」や「ルメール(LEMAIRE)」「オーラリー(AURALEE)」などでしょう。

そんな中、三喜商事が取り扱う「イレブンティ(ELEVENTY)」がよく見えました。正直コロナ前までは、(三喜商事もウィメンズしか扱っていなかったこともあり)“素通り”でした。「あぁ、イタリアには、こんな洋服あるよね」という程度でした。

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