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連載 エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY 第191回

アフォーダブル・ラグジュアリーは、10年前とこんなに違う

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アフォーダブル・ラグジュアリーは、10年前とこんなに違う

先日、「トーテム(TOTEME)」というブランドのPRディレクターと話をする機会がありました。ラグジュアリー同様にこだわった商品と世界観ながら、“頑張れば買える”という価格帯の、いわゆる「アフォーダブル・ラグジュアリー」なブランドです。アメリカで人気を博し、ヨーロッパでも順調。最近ラグジュアリー・ブランドは苦戦傾向の中国さえ、新しくオープンしたショップは「健闘している」と言います。人気の理由は、彼女も「クオリティーやスタイルと、価格のバランス」と分析します。「トーテム」のバッグは、「およそ1000ポンド」。メード・イン・イタリーです。ロンドン在住の彼女は、「これがラグジュアリーだったら、4000とか5000ポンドでしょう?」と話します。

秋以降は、パリにショップを構えるほか、日本でも長期にわたるポップアップが決まっています。世界的に“ラグジュアリーの正常化”が深刻な今、こうした「アフォーダブル・ラグジュアリー」なブランドは今後、バイヤーや消費者が“鵜の目鷹の目”で探すような存在になるでしょう。

こうした状況は、メーカーも理解しているハズです。でも正直最近、こうした「アフォーダブル・ラグジュアリー」なブランドって、あんまり聞かない気がしませんか?インターナショナルな「アフォーダブル・ラグジュアリー」ブランドとして思い浮かぶのは、「ポレーヌ(POLENE)」くらいでしょうか?確かに原材料費から人件費までさまざまなものが高騰していますから、「アフォーダブル」にラグジュアリー・クオリティの商材を作るのは容易ではありません。でも、理由はそれだけ、なのでしょうか?

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