ファッション
連載 エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY 第106回

六本木から徒歩圏なのに「新しい街」になりつつある麻布台ヒルズ

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六本木から徒歩圏なのに「新しい街」になりつつある麻布台ヒルズ

オープンしてしばらく経過した麻布台ヒルズですが、関係者によると「今なお、いろんな施設やショップが次々とオープンしているので、来街者の波が何度もある」そうです。その関係者によると、好調なのは「ルルレモン(LULULEMON)」「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」そして「パリゴ(PARIGOT)」。ここに、アート界では3本の指に入るという「ペース(PACE)」が春にオープンすると、また街は違った雰囲気になるのでしょうか?楽しみですね。

私はメーンとなる建物の内覧会には伺えませんでしたが、その後順次オープンしている「エルメス(HERMES)」や「ディオール(DIOR)」「カルティエ(CARTIER)」そして「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」の内覧会に伺いました。特に「エルメス」や「カルティエ」「ディオール」は、富裕層対策が鮮明です。店頭に並んでいるバッグはカーフレザーではなくクロコダイルやパイソンなどのエキゾチックレザーだったり、宝飾もエントリープライスのコスチュームジュエリーではなくて貴石を使ったファインジュエリーだったりと、麻布台ヒルズの店舗は商材もスペシャル。加えて2階をVIP・VICの上顧客に向けた予約制の空間にしたり、毎週月曜日を定休日にして様々なイベントを開催しようと試みたり。デベロッパーを担う森ビルの強いリクエストも踏まえ、隣接する六本木や虎ノ門とも違う街やコミュニティーを作ろうという心意気が伺えます。

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