ファッション

「マックスマーラ」とサフィロがアイウエアのライセンス契約を早期解除 マルコリンへ移動か?

 「マックスマーラ(MAX MARA)」とイタリアのアイウエア企業サフィロ(SAFILO)は、両社が締結しているアイウエアのライセンス契約を2020年10月31日をもって解除すると発表した。これは1997年から続く契約で、現契約では23年12月31日まで更新の予定だったが前倒しの終了となる。サフィロによると、19年の売上高に占める「マックスマーラ」の割合は2%以下という。同社の19年12月期の売上高は前期比3.1%増の9億3900万ユーロ(約1100億円)だった。

 「マックスマーラ」の次の契約先は明かされていないが、マックスマーラ ファッション グループの「スポーツマックス(SPORTMAX)」と「マックス アンド コー(MAX & CO.)」のアイウエアを手掛けるマルコリン(MARCOLIN)が有力視されている。

 サフィロは、ハウスブランド「ポラロイド(POLAROID)」「カレラ(CARRERA)」「スミス(SMITH)」のほか、20以上のライセンスブランドを手掛けており、昨年は「リーバイス(LEVI’S)」「ミッソーニ(MISSONI)」「デヴィッド ベッカム(DAVID BECKHAM)」をスタートさせた。一方、来年は主力ブランドの「ディオール(DIOR)」と「フェンディ(FENDI)」のライセンスが、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)とマルコリンの合弁会社ティリオス(THELIOS)に移動する予定で、同社のポートフォリオはビジネスを大きく左右する変動が続いている。

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