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仏アイウエア企業ティリオスCEOが語る 高まる「ディオール」獲得への期待

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY- LOUIS VUITTON以下、LVMH)とイタリアの大手アイウエア企業マルコリン(MARCOLIN)との合弁会社ティリオス(THELIOS)のジョヴァンニ・ゾッパス(GIOVANNI ZOPPAS)最高経営責任者(CEO)が、昨年の業績と2020年の戦略について語った。

 昨年は「ケンゾー(KENZO)」「ベルルッティ(BERLUTI)」とLVMH傘下のブランドを次々に収めて体制を拡大しており、2019年の売り上げは前年と比較して40%増加した。「卓越した品質、物流、そしてブランド力のおかげで好結果となった。主力の『セリーヌ(CELINE)』と『ロエベ(LOEWE)』の好調に加え、新ブランドの『ケンゾー』と『ベルルッティ』も貢献した。『セリーヌ』のアビエータータイプのフレームなどイットアイテムが多かった」と振り返った。

 「今年は重要なステップアップの年になる」というゾッパスCEOが大きな期待を寄せているのが、21年にライセンスを獲得する「ディオール(DIOR)」だ。さらに「フェンディ(FENDI)」も加わる予定で、今年は有力ブランドを迎える組織体制の強化が重要な戦略となる。

 「『ディオール』は、ビジネス拡大の重要なポイントとなる。今年は、イタリアの生産拠点『マニファトゥーラ ティリオス(MANIFATTURA THELIOS)』を2万平方メートル拡張することにより、年間500万本の追加生産が可能となる。また、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)の子会社設立など体制を拡大する。ただ売り上げを拡大することが目標ではなく、ベストな販売先をセレクトしたい」と語った。「手堅い推移を見せている」と評する日本市場の販売代理店はヴィジョナイズで、同社は6月に東京・渋谷に開業する複合施設ミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)2階に直営店アイスタイル(EYESTYLE)(約60平方メートル)をオープンする。