「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」は、日本で初めてアイウエアとビューティがコラボレーションするポップアップイベントを6月3日まで阪急うめだ本店で開催している。メイクアップ、アイウエア、フレグランスとカテゴリーの枠を超えブランドの世界観を立体的に体験できる空間を展開する。
ビューティとアイウエアを掛け合わせ、グラマー、モダン、ソフィスティケイティッド、センシュアル・サマーの4種のルックを提案する。事前予約をするとアーティストによるメイクアップサービスを受けられる。また条件別に、数量限定のノベルティーを用意。フレグランス(50mL)を購入するとレザー調のフレグランスケース(全3色)、メイクアップ1点以上かつフレグランス(30mLまたは50mL)を購入すると斜め掛け可能な特製マルチポーチ、アイウエアを含む2点以上を購入すると“リップ カラー”が収納可能な特製クラッチバッグをプレゼントする。
ブランドの価値観に共感する消費者へ向けて、カテゴリー横断的に提案
「トム フォード ビューティ」のマーケティング担当者はポップアップ開催の経緯について、「この取り組みは、2022年に『トム フォード(TOM FORD)』がエスティ ローダー カンパニーズ(THE ESTEE LAUDER COMPANIES以下、ELC)の傘下に入ったことを契機にスタートした。ブランドをよりホリスティック(包括的)に捉え、お客さまとの関係性をより深化させる狙いがある」と話した。ポップアップではメイクアップ、アイウエア、フレグランスのカテゴリーを横断し、さまざまな製品を活用してブランドの世界観を表現する。「日本市場におけるビューティとアイウエアのコラボレーションの有効性を検証し、分析することが目的だ。より綿密に検証するため、第2弾として東京での開催も視野に入れている」。
「ディオール(DIOR)」は昨年8月、フレグランスとスキンケア、メイクアップなどに加えてファッションジュエリーを取り扱うコンセプトストアをギンザ シックスにオープンするなど、近年ファッションとビューティの融合を図る動きが見られる。これについては、「ファッションとビューティは昔から密接な関係にあったが、近年その結びつきはより強まっていると感じる。ファッションとメイクのトレンドは連動しており、その日の装いや気分に合わせてフレグランスを選ぶなどの傾向も見られる。日本のラグジュアリー消費者は、単に価格が高いから買うのではなく、自身のアイデンティティーを体現するブランドを選んでいると感じる。同一の価値観を共有するブランド内でカテゴリーを横断して連携を強めることは、日本市場において大きな機会があると考えている」と述べた。
「トム フォード」について
「トム フォード」は、05年にトム・フォード(Tom Ford)が設立したラグジュアリーブランド。ファッション、アクセサリー、アイウエア、ビューティの製品を世界100都市以上で展開する。「トム フォード」とその知的財産は22年11月以降ELCが所有しており、ファッションはエルメネジルド ゼニア グループ(ERMENEGILDO ZEGNA GROUP)と、アイウエアはマルコリン(MARCOLIN)と長期ライセンス契約を締結している。
「トム フォード」のアイウエアは、モードの感性とクラフツマンシップを融合し、ラグジュアリーでタイムレスなコレクションを展開。ブランドを象徴する「Tロゴ」のパーツが特徴的だ。ポップアップイベントでは、1970年代のビンテージスタイルに着想を得た長方形のアセテートフレームのアイウエア(全2色)を先行販売する。
■「トム フォード ビューティ」BEAUTY × EYE WEAR POP UP EVENT
日程:5月28日〜6月3日
場所:阪急うめだ本店 2階 プロモーションスペース21
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7