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勝ち組は2ケタ成長も見通しは不透明 ラグジュアリー企業19年12月期決算

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 ラグジュアリー企業の2019年12月期の決算が出そろった。代表格であるLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトンとケリング、エルメスは軒並み2ケタ増収。香港の民主化デモや貿易摩擦など、政治や経済が不安定であっても、ラグジュアリー消費は衰えることを知らないようだ。しかし、全てのラグジュアリー企業が好調かといえば決してそうではない。また、20年1月に始まった新型コロナウイルスの感染拡大により、この先の業績の見通しは不透明だ。(この記事はWWDジャパン2020年3月23日号からの抜粋です)

 「ルイ・ヴィトン」や「ディオール」「フェンディ」などを擁するLVMHは、売上高が500億ユーロ(約6兆円)の大台を突破した。この5年間で41%成長した。特に主要事業のファッション・レザーグッズ部門が前期比20.4%増の222億ユーロ(約2兆6100億円)と引き続き好調だった。

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