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ファストリが医療・介護施設向けにマスク支援要請窓口を設置 “エアリズム”製マスクも発売へ

 ファーストリテイリングは6月上旬以降、全国の医療機関や介護施設などに、医療用ガウン100万点、マスク400万点、「ユニクロ(UNIQLO)」の機能性肌着“エアリズム”を寄贈する。「中小規模の病院や介護施設などでは引き続きマスク不足が深刻」(広報担当者)であることを受けて、マスクに関してはマスク支援要請窓口を設置し、医療機関や介護施設からの申し込みを受け付ける。あわせて、夏に向けて“エアリズム”素材でマスクを生産し、一般販売することを計画していると発表した。

 「感染症指定医療機関や大学病院などに聞き取りをしたところ、マスクは比較的足りているがガウンが不足しているという声が多かった」ことから、それらの機関・病院を対象にガウンを100万点、“エアリズム”を必要枚数寄贈する。中小の病院や介護施設には、高性能立体型マスク100万点、平型マスク300万点を寄贈する。マスクの支援要請は同社公式サイト上で受け付けており、期間は5月25日から6月1日正午まで。ガウンやマスクは、同社の中国の協力工場やその取引先から仕入れる。

 支援は、新型コロナウイルス感染症対策についての京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長の提言に呼応し、決定した。「治療薬やワクチンが開発されるまでの間、社会全体が協力し、社会経済活動の一定の制限と再開とを繰り返しながらウイルスと共存していく必要がある。ファーストリテイリングによる支援をはじめ、さまざまな支援と協力の輪が継続的に広がっていくことを願う」(山中所長)、「未曽有の世界的危機にあって今、私たちに求められているのは、国や企業の境界を超えて連携し、社会のためになにができるかを自らに問い、実行していくこと」(柳井正ファーストリテイリング会長兼社長)とコメントしている。

 同社の医療機関支援は今回で第3弾となる。第1弾としては3月26日に、国内外の医療機関を中心にマスク1000万枚の寄贈を発表。第2弾は4月30日に、国内医療機関へガウン20万点、“エアリズム”の寄贈を表明していた。これまでは政府や自治体を経由して寄贈していたが、今回は同社から直接医療機関へ届けることで、引き続き資材が不足している中小の機関にも行き渡らせることを目指す。

■マスク支援要請受付窓口概要
対象:マスクが不足している全国の医療機関、介護施設など
受付期間:5月25日午前9時から6月1日正午まで
要請窓口:ファーストリテイリング公式サイト上受付窓口