サステナビリティ

LDHと帝人フロンティアが循環型リサイクル実現のためタッグ

「EXILE」などが所属するLDH JAPANと帝人フロンティアは3月10日、帝人フロンティアの持つケミカルリサイクル技術を軸にした循環型リサイクル取り組みで提携すると発表した。3月からスタートする「EXILE」の全国8カ所のライブツアー会場でポリエステル繊維を使用した衣料品の回収ブースを設置し、帝人フロンティアの「繊維to繊維」の仕組みや技術を紹介するほか、LDHの事業でリサイクルの啓蒙活動を実施したり、回収した衣料製品のリサイクル繊維を使ったツアーグッズなどの制作も計画する。「EXILE」メンバーで、LDHジャパンの橘ケンチ=ソーシャル・イノベーション・オフィサーは「ツアーやSNSなど多くの機会を通じて、サステナブルな夢の循環を発信していく。ぜひ帝人フロンティアで取り組むリサイクルの現場をぜひ見て発信したい」と意気込みを語った。

繊維商社の帝人フロンティアは、1995年からリサイクルポリエステル「エコペット(ECOPET)」事業をスタート。2000年にはポリエステルのケミカルリサイクル事業をスタート、02年には「繊維to繊維」をスタートするなど、リサイクル技術とその事業化では世界的にも先頭を走ってきた。LDHとは、同社の主催する小学校4年生から6年生を対象としたフットサル大会「EXILE CUP」に、25年シーズンからオフィシャルスポンサーとして参加。リサイクルポリエステル繊維を使用した記念品の提供や使用済み衣料品のテスト回収を実施する。

帝人は3月に、松山事業所の「繊維to繊維」で生産する再生ポリエステル繊維について、国際的な認証制度で、グローバルサプライチェーンの信頼性を評価するISCC PLUS認証を取得していた。

LDHは2019年から福井市などと連携し、ソーシャルイノベーション事業に力を入れてきた。現在は40の自治体と110プロジェクトを実施している。

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