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レンチングが塩素を使わない漂白を開発 生産工程の特定も可能に

 オーストリアのセルロース繊維最大手のレンチンググループ(LENZING GROUP)はこのほど、環境責任を重視したモダール繊維(木材パルプを原料とするレーヨンの一種でシルクのようななめらかさと光沢があり、吸湿性と放湿性に優れている)の生産性を向上させるエコピュアテクノロジーを導入すると発表した。エコピュアテクノロジーはこれまでのように塩素を用いない漂白プロセスで、従来の方法で漂白されたものよりも柔らかくなる傾向があるという。さらに、専用の識別テクノロジーによって、同技術を使った素材の識別が製作工程の前段階にわたって可能になり、サプライチェーンの透明性が改善される。

 エコピュアテクノロジーを用いて生産されたテンセルモダール繊維は「既存のモダール繊維の中で最も環境に配慮した選択肢になる」と同社は胸を張る。

 エコピュアテクノロジーは、製品やサービスのライフサイクル全体にわたって高い環境基準を満たすものに付与されるEUエコラベルのガイダンスを守っており、環境に責任ある生産プロセスが採用されている。エコピュアテクノロジーを採用したテンセルモダール繊維はオーストリアのみで生産され、中欧および東欧の持続可能性に配慮して適切管理された森林のブナ材が使用される。