ビジネス

世界初、レンチングがコットン製古着を原料にしたレーヨン繊維の量産に成功

 オーストリアのレーヨン最大手レンチング・グループ(LENZING GROUP)はこのほど、コットン製の古着を原料の一部にしたレーヨン繊維“テンセル(TENCEL)リヨセル”繊維の量産に成功したと発表した。これまで木材パルプを原料にしてきたが、繊維廃棄物を原料に使ったレーヨンの量産は世界初になる。

 同グループは9月、衣類の製造過程で出る綿の残布と純正木材パルプを混合して新しい“テンセルリヨセル”を生産する技術「リフィブラ(REFIBRA)」を発表していた。これは、綿の残布を最大30%配合できる技術で、今回の発表はその第2段階。30%のうちコットン製の古着を最大10%混合することができる技術だという。5年以内にリサイクル原料を50%にまで引き上げる考えだ。

 同グループの2018年度の売上高は21億8000万ユーロ(約2616億円)、レーヨンの生産能力はグループで約103万t。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬のトレンド総まとめ 鍵は「退屈じゃない日常着」

4月15日発売の「WWDJAPAN」は、毎シーズン恒例のトレンドブックです。パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、そして東京の5都市で発表された100以上のブランドから、アイテムや素材、色、パターン、ディテール、バッグ&シューズのトレンドを分析しました。豊富なルック写真と共にお届けします。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。