ここからは、「WWDJAPAN」の各カテゴリー担当者が注目する新アフォーダブル・ラグジュアリー・ブランドを紹介したい。こちらの記事で列挙した定義に沿ったブランドの多くが掲げる、リアリティーに即した価値観にも注目したい。(この記事は「WWDJAPAN」2025年9月1日号からの抜粋です)
「エージーシーエフ」| アメリカ
BRAND PROFILE
創業:2024年
およその価格帯:バッグ15万〜45万円、ジュエリー2万〜40万円
販路:米国に単独店が1店舗。日本では高島屋5店舗の自主編集売り場「サロンルシック(Salon le Chic)」で取り扱う
日本の代理店:なし
「グッチ」創業者の哲学が息づくクリエイション
バッグ&ジュエリーの「エージーシーエフ(AGCF)」は昨年創業したばかりだが、日本には早くも今年3月に上陸。高島屋5店舗で取り扱いがスタートし、順調な滑り出しを見せている。手掛けるのは、「グッチ(GUCCI)」創業者のグッチオ・グッチ(Guccio Gucci)のひ孫にあたる、アレクサンドラ・グッチ・ザリーニ(Alexandra Gucci Zarini)だ。
米ロサンゼルス・ビバリーヒルズを1号店の地に選んだのは、祖父のアルド・グッチ(Aldo Gucci)の影響が大きい。彼は1968年、「AGCF」からほど近い場所に「グッチ」を出店していた。2人のイニシャルから取ったブランド名“AG”も関係性を物語る。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。
