ファッション
特集 新アフォーダブル・ラグジュアリー 第11回 / 全17回

トレンド感と高品質を「フェア」な価格で パリジャンお気に入りのアイウエアブランド【注目の新アフォーダブル・ラグジュアリー・ブランド】

有料会員限定記事

ここからは、「WWDJAPAN」の各カテゴリー担当者が注目する新アフォーダブル・ラグジュアリー・ブランドを紹介したい。こちらの記事で列挙した定義に沿ったブランドの多くが掲げる、リアリティーに即した価値観にも注目したい。(この記事は「WWDJAPAN」2025年9月1日号からの抜粋です)

「ジミー フェアリー」| フランス

BRAND PROFILE

創業:2010年
およその価格帯:アイウエア100〜150ユーロ(1万7000〜2万5000円) 
販路:約150の直営店舗
日本の代理店:マーチングバンド

最高のアイウエアを“フェア”な価格で

「ジミー フェアリー(JIMMY FAIRLY)」のコンセプトは“手が届くハイクラス”だ。原点は15年前、ブランド創設者のアントナン・シャルティエ(Antoin Chartier)が眼鏡店を訪れた際に抱いた「シンプルなアイウエアが、なぜスマートフォンと同じほど高価なのか」という疑問。当時23歳だったシャルティエはビジネスモデルを根本から構築した。「企画から流通までを自社で一貫管理することで中間マージンを排し、高品質を維持しながら適正価格を実現させた」と本人が語るように、D2Cモデルを採用し、最高級素材を用いつつほぼすべての製品を135ユーロ(約2万3300円)で提供してきた。“適正価格”へのこだわりは、ブランド名に含まれる“フェアリー(=適正)”という言葉にも表れている。広いコミュニティーに開かれた魅力的なプロダクトを生み出すことがブランドの信念だ。

この続きを読むには…
残り642⽂字, 画像4枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

WWDJAPAN x ファッションの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Is AI GOOD?AIがもたらす「ゲームチェンジ」

「WWDJAPAN」12月1日号は、ファッション&ビューティ業界でいよいよ本格化する“AIゲームチェンジ“を総力特集しました。11月19日のグーグル「ジェミニ3.0」発表を契機に、生成AIは「便利なツール」から「産業の前提インフラ」へ変貌しつつあります。ファッション&ビューティ業界で浸透する生成AI及びAIの活用法とゲームチェンジに向けた取り組みを紹介しています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。