1. 「ザラ」のインディテックス 2020年までに世界中どこからでもECで全傘下ブランドが購入可能に

「ザラ」のインディテックス 2020年までに世界中どこからでもECで全傘下ブランドが購入可能に

企業動向 テクノロジー EC オープン

2018/9/6 (THU) 11:00

 「ザラ(ZARA)」を運営するスペインのインディテックス(INDITEX)は、2020年までに世界のどこからでもECサイトで全傘下ブランドを購入できるようにする。「ザラ」ミラノ店のリニューアルオープンイベントでパブロ・イスラ(Pablo Isla)会長兼最高経営責任者(CEO)が宣言した。日本では既に展開されている「ザラ」「ザラホーム(ZARA HOME)」「ベルシュカ(BERSHKA)」だけでなく、未上陸の「プル&ベアー(PULL & BEAR)」「オイショ(OYSHO)」「ストラディバリウス(STRADIVARIUS)」「マッシモ デュッティ(MASSIMO DUTTI)」「ウテルケ(UTERQUE)」が購入可能になる。

 インディテックスは現在、世界96の国と地域に7448店舗を展開し、49の国と地域でECサイトを展開しているが、「現時点では傘下ブランドの店舗がない国や地域でも、われわれのファッションを世界のどこにいるかに関係なく、すべての顧客に提供したい」とイスラ会長兼CEO。同氏はその他、20年までに全傘下ブランドで統合在庫管理システムを実店舗のある国と地域で導入することも宣言した。この統合在庫管理システムにより、RFIDタグ(無線電子タグ)を介して店舗の在庫をECサイトから購入できるようになる他、同時に900件の配送を管理することができる。加えて、注文から36時間以内に商品を届けることが可能になる。すでに「ザラ」と「ウテルケ」では全世界店舗で導入済みで、これを他のブランドにも拡大する。

 イスラ会長兼CEOが20年までの目標を宣言した旗艦店は、ミラノでも随一のショッピングエリア、ヴィットリオ エマヌエーレ2世大通りに位置し、1941〜99年には映画館として営業していた建物だ。インディテックスは2002年にこの場所に店舗をオープンし、9月6日にイタリアで最も大きい店舗としてリニューアルオープンした。

 4層3500平方メートルの同店舗は、スペインのデザインスタジオ、エルサ ウルキーホ アーキテクツ(ELSA URQUIJO ARCHITECTS)がデザイン。大理石の床やモザイクの壁、階段など映画館としてのアイデンティティーは残しつつ、カーブさせた白のスタッコパネルや楕円形のパティオなどの現代的なデザインと最新テクノロジーを加えた。

 同店舗では統合在庫管理システムは当然のこと、オンラインショッピングのコーナーも設置。このコーナーでは支払いをオンライン上で済ませたり、QRコードやPINコードを見せることで商品をピックアップできる。また、消費エネルギー削減を目指し、店舗の空調や電気を一括管理・制御する自動システムも導入。このシステムにより、例えば店舗が清掃されているときは照明を66%カットしたり、動きを感知するセンサーで人が少ないエリアは照明を80%カットすることが可能になった。さらに店舗内の占有率と太陽光量に応じて自動で室内温度を調節する機能で従来のシステムよりも40%電力を削減できる。結果的に同店舗は一般的な小売り店舗よりも水を40%、電気も20%削減できるという。現在「ザラ」全店舗の8割の店舗で消費エネルギーを削減できているが、インディテックスは20年までに「ザラ」全店舗でこのシステムを導入する。

 オープン前夜にはイベントも開催したが、このために期間限定で、ブロードウエイ風のライトデコレーションで“CINEMA ZARA”と描いたファサードを設置して来場者を迎えた。

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