
経営再建中のスパイバーは4月1日、新体制を発足した。旧スパイバーは清算し、新生スパイバーの代表取締役CEOに就任した川名麻耶氏が設立した新会社に設備や人員を移す。旧スパイバーの創業者である関山和秀前社長と菅原潤一前取締役は、経営には加わらず、CEOオフィス直下の主席研究員として残る。新生スパイバーを率いる川名氏は発表資料の中で「スパイバーという大器を、必ずや世界に誇れる完成形に導いてまいる所存です」と宣言した。
新生スパイバーでは取締役は川名氏一人で、事業戦略とガバナンスの全責任を担う。執行役員の体制は以下の通り。
CEO:川名 麻耶
戦略財務責任者:Daniel Meyer
人事・総務責任者:平親 かおり
研究開発責任者:Li Jiang
事業開発責任者:滝越 潤
製造責任者:室 隆之
ブランド&コミュニケーション責任者:海部 洋
事業開発責任者の滝越潤氏は、丸紅を経てベイクルーズとジュンで店舗開発担当役員を経験、その後ポリ乳酸繊維を展開するスタートアップのバイオワークスで執行役員を務めた人物だ。ブランド&コミュニケーション責任者の海部洋氏は、川名氏が立ち上げた投資及びブランドコンサルティング業のBOLDでともに代表を務めていた。
同日付で発表したリリースでは、旧スパイバーの大株主だったゴールドウインや創業直後から筆頭株主だったKISCO、エンジニアリングを支えた小島プレスのほか、人工タンパク質繊維「ブリュード・プロテイン」の開発パートナーで出資もしていた小松マテーレ、長谷虎紡績、カジグループ、出資者である関西ペイント、兼松などが社長名で応援メッセージを寄せた。