ファッション

店舗の服を無料レンタル&SNS投稿で稼げるサービス 「セシルマクビー」が導入

 スプリング・オブ・ファッションが提供する、店舗の服を無料でレンタルできるサービス「キテク(KITEKU)」が、「セシルマクビー(CECIL MCBEE)」渋谷109店に導入された。本格的な導入は同店が初。現在、シューズとアクセサリーを除く全アイテムの無料レンタルが可能だ。借りたアイテムは60分間着用して外出することができるほか、指定された販売用URLと共にインスタグラムやツイッターなどのSNSに投稿すると、その商品が売れた際に販売価格の10%の報酬が得られる。また、インスタグラムでの投稿においては1いいね当たり1円が支払われる。

 「キテク」は2018年11月の発表当初は店頭に並んでいるアイテムをレンタルできるサービスのみの提供だった。19年6月に資金を調達し、報酬制度などの新サービスを導入。具体的な店舗名は未発表だが、12月から順次新しい店舗にも導入予定だという。

 スプリング・オブ・ファッションの保坂忠伸・社長は「『キテク』によって販売員は来店客に買ってもらう以外にも、レンタルという選択を促すこともできる。われわれはサービスを通じて、リアル店舗でしかできない新しい体験価値を創造し、世界で起こっている小売店の閉店という問題の解決に挑戦していきたい」とコメント。「セシルマクビー」を統括するジャパンイマジネーションの手塚邦洋・営業統括リーダーは「『セシルマクビー』はこの冬、“今の時代にちょうどいい”をコンセプトにリブランディングを行った。SNSを通じて新しいブランドの魅力が伝わればと思い一緒に取り組みをすることにした。『キテク』には情報拡散はもちろん、お客さまとの新しいコミュニケーションとしての効果も期待してる」と語っている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。