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“スノーボードの父” 「バートン」創業者が死去

 米スノーボードブランド「バートン(BURTON)」を擁するバートンスノーボード(BURTON SNOWBOARDS)の創業者であり、“スノーボードの父”とも呼ばれるジェイク・バートン・カーペンター(Jake Burton Carpenter)氏が、11月20日にがんの再発による合併症のため死去した。65歳だった。

 ジョン・レイシー(John Lacy)=バートンスノーボード共同最高経営責任者は、「当社の創業者であるジェイクは、われわれが心から愛するスノーボードというスポーツを創り出した人物であり、スノーボーディングの魂のような存在だった」とその死を悼んだ。

 カーペンター氏は以前にもがんにかかっており、11月9日にはそれが再発したことを従業員にメールで伝えていた。「信じられないことに、またリンパ腺に腫瘍が見つかった。助かる確率が高いとはいえ、大変な闘いになるだろう。恐ろしい事態ではあるが、家族がいることが大きな支えとなっている。私にはこの会社や友人たち、そしてスノーボードがある。復帰するつもりでいるが、未知のゾーンに分け入るに当たり、後の心配がないのは心強いことだ」と同氏はつづっていた。

 学生時代からスキーに親しんでいたカーペンター氏は、雪上でサーフィンをしたら楽しいのではないかと考え、スノーボードを発明。手作りのスノーボードを販売していたことから、1977年にバートンスノーボードを創業した。同氏はスノーボードやそのカルチャーを現在の形に発展させた立役者で、同社は1億5000万ドル(約162億円)を売り上げるまでに成長した。同氏の働きかけもあって、スノーボードは98年の長野オリンピックから冬季五輪の正式種目として採用されている。また、同社は東日本大震災に見舞われた日本のため、2011年から東北支援プロジェクト「ライド東北スタンプラリー(RIDE TOHOKU STAMP RALLY)」を数年にわたって実施した。