ファッション

「セシルマクビー」渋谷109店で閉店イベントがスタート 母娘2世代ファンなどが続々と大量買い

 「セシルマクビー(CECIL McBEE以下、セシル)」の旗艦店である渋谷109店で、11月30日の閉店を前に21日から閉店イベントがスタートした。店内にはブランド全盛期の商品をスタイリングした撮影ブースや歴代のムック本、ノベルティーグッズなどを展示するコーナーを設置。ファンがコメントを寄せられる壁面もある。21日は11時の開店と同時に、ブランドファンが集まった。「セシルマクビー」は30日をもって全店閉店となる。

 開店後すぐに寄せ書きブースでメッセージを書いていた2人組。“アムラー”(1990年代後半に女子高生の間で一大ブームになった安室奈美恵さんのファン層)世代と24歳の母娘で、親子で「セシル」ファンだという。「私は90年代からずっとファン。娘は小学生の頃から私のお下がりを欲しがり、『捨てずに全部取っておいて!私が着たいから』とせがまれていた」と母親。普段はららぽーと海老名内の「セシル」に通っていたが、そこも既に閉店。「海老名の閉店前は2人で毎週通った」という。「今日は復刻品のミラー(1500円)を絶対買いたいと思って来た。服もいろいろ見たい」と娘。

 10点入りの“サンキューバッグ”(5000円)と、ニット、ミラーを購入した28歳の女性は、“エビもえ”(蛯原友里、押切もえ)ブームの頃(2005年前後)からファンだという。「最近は好きな服のテイストがカジュアルになって、あまり『セシル』で買うことはなくなっていたけど、閉店すると聞いて『来なきゃ!』と思った。中高生のころは、毎年福袋を2個買っていた」という。「ずっと『セシル』でしか服を買ってこなかったから、これからどこで買えばいいのか分からない」と話したのは、中学生のころからファンだという20代半ばの女性。25年来のファンだという女性も同意見だ。「『セシル』の会社(ジャパンイマジネーション)が今後も運営を続けるブランドがあると聞いたので、今までは知らなかったけど、そのブランドを一度のぞいてみようかな」とも。

 最後の機会だけにまとめ買いをするファンも多く、開店から1時間後にはレジ待ちの列もできた。滞留時間もみな長い。アラサー世代の姉と、「セシル」のトレンチコート姿の妹の2人組は、それぞれ10点以上を購入。親しかった販売員と最後に話している際には、感極まった販売員が涙ぐむ場面も。「最終日の30日、また来るね」と販売員に声を掛けて帰っていった。

■「CECIL McBEE THANK YOU CLOSE EVENT」
開催期間:11月21~30日
場所:渋谷109の2階
住所:東京都渋谷区道玄坂2-29-1
注:新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、混雑時は展示ブースは20分ごとの総入れ替え制を予定。その際は店頭で入場時間を指定したチケットを配布する。ブース入場のために渋谷109内で行列を作り、待機することは不可

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