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「グッチ」や「プラダ」が協力 ゲームとSNSとショッピングが一体化したスタイリングゲームアプリ「ドレスト」とは

 英「ハーパーズ バザー(HARPER’S BAZAAR)」や、大手ファッションECサイト「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」が発行する雑誌「ポーター(PORTER)」で経験を積んだルーシー・ヨーマンズ(Lucy Yeomans)が、ゲームとSNSとショッピングが一体化したスタイリングゲームアプリ「ドレスト(DREST)」を発表した。

 同アプリでプレーヤーは、ファッション誌のスタイリストとしてアバターにスタイリングを施す。他のプレーヤーのスタイリングもチェックすることができ、他者からの評価が高いとプレゼントがもらえるという。また、アプリ内に登場するアイテムは実際に購入することもできる。

 ヨーマンズは同アプリについて、「始めはジュニア・スタイリストとしてキャリアがスタートする。毎日ミッションが与えられ、撮影ミッションもあり、プレーヤーが施したスタイリングについて『エルドットコム(ELLE.COM)』に載っているようなレビューが届く仕組みだ」と説明する。

 プレーヤーはミッションごとにドレスコードやシーズンテーマ、キーカラーなどのトレンド情報を与えられる。「このゲームでやりたかったことは、私が編集者時代にできていたことをより多くのファッション好きと共有したかったからだ」とヨーマンズは語る。

 プレーヤーは、ミッションごとに数種類のアバターの中からモデルを選択する。選択できるアイテムはウエアからバッグ、シューズ、サングラスなどのアクセサリーまで幅広い。登場するブランドも「バーバリー(BURBERRY)」「グッチ(GUCCI)」「プラダ(PRADA)」「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」「ヴァレンティノ(VALENTINO)」などが並ぶ。また、実際にプレーヤーが購入する際には「ファーフェッチ(FARFETCH)」が販売や流通を担うという。

 数々の有名ブランドが参加する中、「グッチ」は同アプリとパートナーシップを締結した。「ドレスト」によると、「グッチ」の2019-20年秋冬コレクションがアプリに登場するほか、「グッチ」のアンバサダーで、2018-19年秋冬コレクションでは自分の顔にそっくりな“生首”を持ってランウエイを歩いたことで知られるロシア人モデルのウニア・パホモワ(Unia Pakhomova)がアバターとして登場する。「ドレスト」は今後さらに実在する俳優やモデル、インフルエンサーなどをアバターとして登場させる予定だという。

 同アプリの正式な公開は来年で、現在はソフトローンチの段階だ。同アプリの開発には、投資家で起業家のグラハム・エドワーズ(Graham Edwards)が携わっている。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中