PROFILE: 赤木広美/LINEヤフー コマースドメイン ソーシャルコマースSBU マーチャンダイジングユニット カテゴリー2ディビジョン Divリード

LINEギフトのビューティカテゴリーの勢いが止まらない。2020年にビューティ製品の取り扱いを開始し、22年のビューティページ新設からわずか3年で年間流通額は前年同期比5倍に拡大。24年度(24年4月〜25年3月)の新規出店数・売り上げ成長共に全カテゴリーで首位を維持している。平均単価が高く、コアユーザーである20〜30代の女性と親和性が高いことも成長を後押ししている。赤木広美LINEヤフー コマースドメイン ソーシャルコマースSBU マーチャンダイジングユニット カテゴリー2ディビジョン Divリードに、成長の要因や今後の注力領域を聞いた。
“ギフト特化型サービス”により売り上げ伸長
WWD:ビューティカテゴリーがこれほど大きく成長している要因は?
赤木広美LINEヤフー コマースドメイン ソーシャルコマースSBU マーチャンダイジングユニット カテゴリー2ディビジョン Divリード(以下、赤木):「気兼ねなくビューティ製品を贈れるように」と2023年5月に導入した「ギフトを受け取った相手が色や香りを選び直せる機能」も好評だった。さらに24年4月には、ギフトに刻印ができる「名入れ機能」を実装。母の日は年間で最も売り上げが伸びる日であり、ビューティとも相性が良いイベントなので、そこへ向けて準備を進めていた。狙い通り母の日にヒットし、前年には売り上げが停滞していたブランドも大きく伸びた。
刻印サービスは通常、有料や複数購入などの条件付きで提供されることが多いが、LINEギフトでは無料で展開するブランドも多い。中でも人気なのは、「アヴェダ(AVEDA)」の“パドルブラシ”(5060円)と“ミニ パドルブラシ”(4400円)。大きなブラシヘッドの背面に特別なフォントで名前やモチーフを刻印できる。「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」や「ジバンシイ(GIVENCHY)」も多くの製品で「名入れ機能」を導入している。こうした“ギフト特化型サービス”を積極的に導入するブランドほど、成長率が高い傾向がある。
WWD:「ギフトを受け取った相手が色や香りを選び直せる機能」を賢く活用するブランドもいる。
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