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H&Mが人種差別反対による暴動を受け、一部店舗を閉鎖

 人種差別問題渦中のH&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M Hennes & Mauritz AB)が、南アフリカの複数店舗で暴動が起きたことを受けて同国内の店舗を一時閉鎖した。

 H&Mは「南アフリカの店舗を一時閉鎖した。何よりも従業員と顧客の安全が第一だ。スタッフも顧客にもけが人は出ていない。状況を精査し、状況がよくなり次第オープンする。人種差別や偏見はさまざまな形で生まれてしまう。それが意識的であろうとなかろうと認めてはならない。われわれの優秀なスタッフたちと問題のフーディーと画像は一切関係がない」とコメントした。なお、H&Mは1月11日に公式サイトに謝罪文を掲載している。

 H&Mは「Coolest monkey in the jungle(ジャングルで最もクールな猿)」とプリントされたフーディーを黒人のキッズモデルに着せて撮影し、同商品を画像とともに公式ECサイトで販売。あるSNSユーザーによって人種差別を糾弾されたことで炎上した。それを受けてまず米シンガーのザ・ウィークエンド(The Weeknd)がH&Mとの契約解消宣言を、続いて3月にコラボコレクションを発売予定だったラッパーのG・イージー(G-Eazy)も契約解消宣言をした。

 また、ラッパーのディディ(Diddy)ことショーン・コムズ(Sean Combs)が手掛けているファッションブランド「ショーン・ジョン(SEAN JOHN)」はその専属モデルに件の少年を契約金100万ドル(約1億1300万円)で起用しようとしていると、英メディア「メトロ(METRO)」は報じている。少年の母、テリー・マンゴ(Terry Mango)は自身のフェイスブックに「この画像は息子が何百枚と撮影モデルをしてきた中の1枚。いつまでも嘆くのはやめなさい。ここではそんな必要はありません。乗り越えなさい」とコメントし、さまざまな意見が飛び交っている。

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