ビジネス

ザ・ウィークエンドが「H&M」の黒人差別的フーディーに激怒 契約解消か

 米シンガーのザ・ウィークエンド(The Weeknd)は、「H&M」の人種差別的なフーディーがネットで炎上したことを受け、同社とのパートナーシップを解消する意思を発表した。問題となったフーディーは、「coolest monkey in the jungle(ジャングルで最もクールな猿)」とプリントされた「H&M」のグリーンのフーディーを黒人のキッズモデルが着用した画像を、あるSNSユーザーが投稿したことがきっかけで炎上。「H&M」は謝罪し、同アイテムの販売を中止した。

 これに対しザ・ウィークエンドはツイッターに「今朝起きてこの写真を見て非常にショックを受け、動揺している。非常に不快。『H&M』とはもう仕事しない」と投稿し、同社との契約を破棄する意思をあらわにした。ザ・ウィークエンドのこの投稿に対するコメントは得られていない。「H&M」とザ・ウィークエンドは2017年3月に最初のコラボコレクションを発売し、9月にもコラボコレクションを発売している。

 「H&M」はザ・ウィークエンドのツイッター投稿に対し「多くの人が問題の画像に動揺していることは理解している。H&Mで働くわれわれも同じように感じている。このような写真を撮影してしまったこと、またプリントしてしまったことに対し、深く謝罪する。ECサイトから画像を削除しただけでなく、同アイテムの販売を世界中で中止した。ワークフローを適切に追えていなかったのは明らか。こうした問題の再発を防ぐため原因を徹底的に調査する」とコメントしている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。