ファッション

キャストは全員黒人の「不思議の国のアリス」、ティム・ウォーカーが撮り下ろす

 毎年アート性が話題となるピレリカレンダー(Pirelli Calendar)の2018年版が11月10日、公開された。18年は「不思議の国のアリス」をテーマに、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)ら18人の黒人系キャストをティム・ウォーカー(Tim Walker)が撮り下ろした。スタイリストは英「ヴォーグ(VOGUE)」編集長のエドワード・エニンフル(Edward Enninful)、セットデザイナーはショーナ・ヒース(Shona Heath)が担当した。

 ディディ(Diddy)ことラッパーのショーン・コムズ(Sean Combs)とナオミ・キャンベルは首切り役人に、女優のウーピー・ゴールドバーグ(Whoopi Goldberg)は公爵夫人に、俳優でドラァグクイーンのルポール(RuPaul)はハートの女王に、モデルのスリック・ウッズ(Slick Woods)はマッドハッター(帽子屋)にそれぞれ扮した。

 アリスに扮したスーダン系オーストラリアンモデルのダッキー・ソット(Duckie Thot)は「黒人がアリスを演じるのは、すべての人種の子どもたちにダイバーシティーという考えが育まれ、肌の色は関係なく、それぞれ美しいということが受け入れられてきた証拠」と語り、また、スタイリストとしてキャリアを積んできた「ヴォーグ」史上初の黒人男性編集長のエニンフル英「ヴォーグ」編集長は「『不思議の国のアリス』の童話が新たな世代に語り継がれることはとても重要。だからこの不思議の国のアリスの冒険は、違いを超越するという課題に直面している今の世界を反映しているんだ」と説明した。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。