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リアーナが待望のコスメデビュー 白人主義の美容業界を変える

 歌手のリアーナ(Rihanna)は2018年春夏ニューヨーク・ファッション・ウイーク期間中に、自身のコスメライン「フェンティ ビューティ バイ リアーナ(FENTY BEAUTY BY RIHANNA以下、フェンティ ビューティ)」を発売した。9月10日に行われた「フェンティ プーマ バイ リアーナ(FENTY PUMA BY RIHANNA)」のショーは、サーフィンとモトクロスがテーマで、新商品を使用した日焼けしたかのような健康的なメイクアップを披露した。マットな肌に、頬骨から額にかけてシェーディングし、目元や頬骨の高い位置にはハイライトを入れて陰影のあるメイクが完成した。目頭やまぶたにはゴールドのシマーシャドウを入れて輝きをプラスしている。

 「フェンティ ビューティ」はSNSや各種メディアで大きな話題を呼んだが、発売して約1カ月が経った今でもなおSNSなどでレビュー動画が投稿されている。そして同ブランドの一番のポイントは、あらゆる人種や肌色に対応していること。さまざまな人種が存在する米国では、それだけ多くの肌色に対応した色展開が必要だが、たいていのブランドは白人向けの色は多くそろえても、黒人やディープな肌色の色展開は極めて少ない。米国の人口の約35%が有色人種(米国国勢調査局調べ)であるにもかかわらず、「ロレアル パリ(L’OREAL PARIS)」「レブロン(REVLON)」などの大手ブランドは20色前後、少ないときは10色以下のカラー展開だ。もちろん、「メイベリン(MAYBELLINE)」のように40色展開しているブランドもあるが、カラーを増やしたのは最近のことだ。「M・A・C」「メイク アップ フォー エバー(MAKEUPFOREVER)」などのアーティスト系ブランドも40色前後を出しているが、全体で見るとそういったブランドは少数派。そのため、ファンデーションを何本か購入して混ぜ、肌色に合うカラーを自分で作ったり、アマゾン(AMAZON)で購入せざるをえない人も少なくない。ダイバーシティーが重要視されている米国でも、ビューティ業界は遅れをとっているとして問題になっている。