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アディダスが3Dプリンターを使った“未来のスニーカー”の量産を発表

 アディダスは、3Dプリンターなどを使った先端スニーカーシリーズ「フューチャークラフト(FUTURECRAFT)4D」の新作を発表した。同製品は、基幹パーツになるミッドソールの開発と生産を米シリコンバレーに拠点を置くカーボン社と協力。同社が開発した革新的な3Dプリント技術を使い、従来3Dプリンターが生産してきた試作品ではなく、量産品を販売する。2017-18年秋冬には約5000足を販売予定で、18年末までには同アイテムの生産を10万足以上に引き上げる計画だ。製品の発表に合わせ公開した動画では、あっという間にミッドソールを生産する過程を見ることができる。

 アディダスによると、ミッドソールの開発と生産に3Dプリンターを使うことでこれまでランニングデータに基づき開発していた試作品を、そのまま量産することが可能になり、ランニングシューズの開発に大きな革新をもたらすことが出来るという。

 カーボン社は3Dプリンターを従来の試作ではなく、量産に使うというミッションを掲げ、13年に創業。すでにニコンやBMW、GEベンチャーズなどから2億2100万ドル(約245億3100万円)を調達している。今回「フューチャークラフト4D」には、光を照射しながら、ポリマーを硬化させる「デジタル光合成製法(DIGITAL LIGHT SYNTHESIS)」を新たに開発した。アディダスは昨年ドイツ国内に建設し、今年中に米アトランタにも建設予定のマスカスタマイゼーション工場「スピードファクトリー」に、この「デジタル光合成製法」を導入し、「フューチャークラフト4D」を生産する。