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連載 エディターズレター:BEAUTY ADDICT 第142回

「角栓崩壊」という言葉の妙

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「角栓崩壊」という言葉の妙

美容業界では以前から「成分に詳しい消費者」が一定数存在すると言われてきましたが、コロナ禍以降、その傾向はより顕著になっているように感じます。スキンケアを選ぶ際に成分を意識する人は確実に増えています。

その動きを象徴する出来事の一つが、2月にアットコスメ(@COSME)がアプリに「成分機能」検索を実装したことです。会員数1110万人以上を抱える同サービスですが、運営するアイスタイルの調査によると、「成分を意識してスキンケア化粧品を選ぶことが増えた」と回答した人は5786人中57.6%、約3333人にのぼります。成分という視点が、すでに一般消費者の購買行動に深く入り込んでいることがうかがえます。

今回の機能実装には、「優れた成分や技術を持つ隠れた名品が光を浴びる機会を増やす」という期待も込められています。成分から製品を探すという行動が一般化すれば、ブランド力だけでなく研究や技術そのものが評価される機会も増えていくでしょう。このような検索機能は、今後ほかのプラットフォームにも広がっていく可能性があると感じています。

同時に、SNS、特にXでは美容インフルエンサーが企業の研究リリースを読み解き、その技術のポイントを分かりやすく紹介する投稿が増えています。以前は研究情報といえば業界内の専門的な話題になりがちでしたが、最近では一般ユーザーの反応も明らかに広がっています。

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