ワークショップの様子。個人ワーク後の気づきを社員が発表。着用しているパーカには入社年の全社テーマ(2025年は“破我”)がプリントされている。赤はエアークローゼットのコーポレートカラー
全社合宿
サブスクレンタル「エアークローゼット(airCloset)」を展開するエアークローゼットは、「“ワクワク”が空気のように あたりまえになる世界へ」をビジョンに掲げ、2014年に天沼聰社長兼CEOを含む3人が創業した。ビジョン経営を実践し、「モチベーションクラウド」によるエンゲージメントスコアで最高レーティングAAAを維持。平均偏差値50に対して過去6回の平均偏差値が70を超える数値をマークしているという。それを下支えするのが、年2回の全社合宿だ。(この記事は「WWDJAPAN」2025年11月3日号からの抜粋です)
エアークローゼット
社長兼CEO:天沼聰、ビジョン:“ワクワク”が空気のように あたりまえになる世界へ、創業年:2014年、正社員数:79人、売上高:49億円(2025年6月期)
会社の存在意義・自分の役割・貢献を
深く考える時間
エアークローゼット全社員参加の一泊合宿“エアークローゼット ブートキャンプ(略してaBC)”の目的は大きく2つある。「1つは、日常業務から一度離れ、会社の存在意義・自分の役割・貢献を深く考える時間を設けることで、皆にビジョンと行動指針『9 Hearts』を浸透させ、全員のベクトルを合わせること。もう1つは、社員同士の親睦を図り、チームビルディングをすること」と天沼CEOは言う。今年の1回目は5月に伊豆高原で開催。金曜朝に約80人の社員が外苑前のオフィスに集合し、バス2台で移動した。
チェックインは毎回、前川祐介副社長が担当し、「気づきを持ち帰る」「臨む姿勢で大きな違いを生む」といった参加ルールや心持ちを確認する。
その後天沼CEOが1時間、ビジョン、ミッション、毎年年初に発表している全社テーマ(2025年は“破我”)、行動指針である「9 Hearts」に加え、会社の現在地について語る。「私の人生観や死生観、どんな心の軸を持っているのかを共有しながら、それが行動指針にひもづいていること、会社としてみんなに感じてほしいことの説明などを行う」。最後は「楽しんでいこう!」で締めくくられた。
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