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上場し、日本サービス大賞も受賞 サブスクレンタル「エアークローゼット」ユーザー動向の変化は?(2022年下半期)【ビジネスリポート先行公開】

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 オフィススタイルに定評のある月額制レンタルサービス「エアークローゼット(AIRCLOSET)」を主軸とするエアークロゼットは、2022年7月に東証グロース市場に上場した。同社の天沼聰社長兼CEOに上場後の変化や取り組みを、月原優子執行役員パーソナルスタイリンググループ長にパーソナルスタイリングを強みとするレンタル事業におけるユーザー動向の変化や好評だったアイテムなどを聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2023年2月27日号付録ビジネスリポートの先行公開です)

WWD:2022年7月末に東証グロース市場に上場したが?

天沼聰エアークローゼット社長兼CEO(以下、天沼):久々にファッション業界から上場企業が誕生したということで、ポジティブに受け止められ、空気感が変わった。ただ、上場はあくまで通過点。われわれがつくりたかった未来は変わらないので、改めて責任を持って事業成長させていく。

WWD:初日はストップ高だったが、株価の変動に一喜一憂することは?

天沼:会社として特別な動きをしなくても、会社の価値が変わるというのは、すごく新鮮だ。一昨年までの市況が良すぎたのかも知れず、海外を見渡しても新興株は厳しい状況ではある。しかし、ファッションレンタルという、パーソナルスタイリングも含めた洋服との出合い方を、“当たり前”にしていくのが私たちが目指すところ。タイムパフォーマンスが消費行動の中でも大切にされていく、サステナビリティの意識がより高まっていくという世の中の方向性と、私たちが目指す世界は合っていると思うので、株価は株価として受け止めながら、もう少し長い目線で見たときに、確実な企業価値を感じてもらえるべきだと考えている。

WWD:下半期の事業の進捗は?

天沼:コロナ禍の影響が残っている部分はあるが、全体としては想定の範囲内。コロナ下では、外出の機会が減ったこともあって、月1回3着レンタルできるライトプランへの入会比率がぐっと上がった。しかし最近、また借り放題のレギュラープランへの入会が増えてきている。30代前半から40代前半の女性がボリュームゾーンであることは変わらない。

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