ケリング(KERING)は、「ブリオーニ(BRIONI)」とテーブルウエアブランド「ジノリ1735(GINORI 1735)」に新たな最高経営責任者(CEO)を任命した。「ブリオーニ」は、「サンローラン(SAINT LAURENT)」でデピュティCEO兼アジア太平洋地域プレジデントを務めた経験を持つフェデリコ・アリゴーニ(Federico Arrigoni)が、「ジノリ1735」は現在「ブリオーニ」でCEOを務めているメフディ・ベナバジ(Mehdi Benabadji)がそれぞれトップに着任する。
フェデリコ・アリゴーニは、2006年にケリングに入社。「グッチ(GUCCI)」に携わったのち、15年に「サンローラン」のワールドワイドHRディレクターに着任し、23年からはブランドのデピュティCEOとして業務運営と販売戦略を統括した。同氏は、ケリングのデピュティCEOであるフランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)の直属となる。
フランチェスカ・ベレッティーニは、「フェデリコが『ブリオーニ』のCEOに就任することを誇りに思う。彼の業界に対する深い知識と豊富な国際経験が、『ブリオーニ』を次の成長段階に導くのに最適だと信じている。彼がブランドの素晴らしい歴史と実績をもとに、さらなる成功を築いてくれることを期待している」とコメントした。
メフディ・ベナバジは20年にCEOとして就任した「ブリオーニ」で業務再編を指揮。今回はその手腕を買われ、「ジノリ1735」のCEOとして、ブランドのさらなる地位の向上を目指す。同氏は、ケリングのデピュティCEO兼チーフ・オペレーティング・オフィサーのジャン・マルク・デュプレ(Jean-Marc Duplaix)の直属となる。
ジャン・マルク・デュプレは、「『ジノリ1735』は、磁器、テーブルウエア、装飾におけるイタリアのサヴォアフェールの宝だ。メフディがブランドに伝統的なクラフツマンシップへの深い理解と国際的なブランド開発の豊富な経験をもたらしてくれることを嬉しく思う。彼が『ジノリ1735』を次のグローバルな成長段階に導いてくれると確信している」とコメントした。