ファッション
特集 ファッション&ビューティ業界入門2025 第4回 / 全7回

激動のデザイナー人事総まとめ、シャッフルの理由と今後の展望を読み解く

有料会員限定記事

激動のデザイナー人事総まとめ、シャッフルの理由と今後の展望を読み解く

中国経済の低迷に端を発したデザイナー交代劇が続いている。LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)の「ディオール(DIOR)」と「フェンディ(FENDI)」、ケリング(KERING)の「バレンシアガ(BALENCIAGA)」などで次代を担うデザイナーが決まらない限り、人事に関するうわさはSNSを中心にしばらくやまなそうだ。大手コングロマリットと傘下にある主要ブランドのデザイナー一覧とともに、昨今のデザイナー人事を振り返る。(この記事は「WWDJAPAN」2025年4月7日号からの抜粋です)

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン傘下のブランドにおける人事では、「ロエベ(LOEWE)」の後任が決まった今、キム・ジョーンズ(Kim Jones)が抜けた「ディオール」と「フェンディ」に注目が集まっている。アーカイブが物語る歴史を現代的に再解釈する“翻訳家”として活躍したキム・ジョーンズは、レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエの受章を花道にグループから離脱。彼の今後も注視したい。

「ロエベ(LOEWE)」

セリーヌ(CELINE)

マイケル・ライダー

マイケル・ライダー

エディ・スリマン(Hedi Slimane)の後任に選ばれたのは、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)時代以来のカムバックとなったマイケル・ライダー(Michael Rider)。ライダーは、フィービー路線を継承しつつも、エディが確立したブルジョワな若きパリジェンヌのムードも醸し出すという難題に挑む。“トリオンフ”のロゴ使いも強化する方針だ。

この続きを読むには…
残り6187⽂字, 画像46枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。