
先週は、高級時計の展示会「ウオッチズ&ワンダーズ(Watches and Wonders)」の取材で、スイス・ジュネーブに赴きました。
“時計バブル”は、既に終焉しています。ゆえに各社の新商品は、端的に表現すれば「納得」。ブランドの強みをキチンと押し出し、「これ見よがし」の超複雑機構などは(出るべくして出た製品を除いて)控えめ。もはやドラスティックな値下げは叶いませんが、所得以外の何もかもが高騰する時代に知恵を絞って、価格帯を維持したり、値下げしたり、コスト以上の付加価値を抱かせたりの製品が揃っています。通常なら、「盛況のうちに幕を閉じた」と締めくくりたくなる“大豊作”です。
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