ファッション

「スウォッチ」が生成AIで時計をデザインできる新ツール“AI-DADA”を公開 

スイスの時計ブランド「スウォッチ(SWATCH)」は、生成AIを活用した時計デザインツール“アイ・ダダ(AI-DADA)”を公開した。ユーザーが同ブランドのウェブサイト上の“アイ・ダダ”に文章のプロンプトを入力すると、約2分以内にオリジナルのデザインを生成し、世界に1本だけのタイムピースを制作できる。

現時点で対応するモデルは、ケースサイズ41mmの「ニュージェント」のみ。プロンプトの入力は1ユーザーにつき1日3回までで、生成した時計は170スイスフラン(約3万4000円)で購入できる。

“アイ・ダダ”という名称は、既存の価値観や芸術の常識に挑戦した20世紀初頭の芸術運動「ダダイズム」に由来する。言葉を入力するだけでデザインが生まれる仕組みによって、従来の時計デザインに必要だった専門知識や制作プロセスの障壁を取り払い、ユーザーの自由な表現を可能にするという。

同ツールには、「スウォッチ」が“artistic intelligence(アーティスティック・インテリジェンス)”と呼ぶ独自のAIを搭載。時計デザインだけでなく、イベントやアートプロジェクト、ストリートアートなど、同ブランドが40年以上にわたり築いてきたクリエイティブなアーカイブを学習している。同じプロンプトを入力しても生成されるデザインはすべて異なり、ケースバックには一点物の証として「1/1」と刻印される。

同社のヴィヴィアン・スタウファー(Vivian Stauffer)最高経営責任者(CEO)は「私たちが目指したのは、『スウォッチ』というブランドとその本質を深く理解するAIを作ること。“アイ・ダダ”で生まれる時計はすべて唯一無二でありながら、誰が見ても『スウォッチ』と分かる存在だ」とコメントした。
同ツールは昨年のスイスでのローンチを皮切りに、グローバルでは段階的に公開しており、今後はさらに多くの国・地域で導入される予定だ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“愛着”という新しいラグジュアリー  2026-27年秋冬メンズ・コレクション詳報

クワイエット・ラグジュアリーの潮流が続くメンズファッションでは、テーラードジャケットやコート、ミリタリーウエアやジーンズといったメンズワードローブのステイプル(定番)を基底に置いたスタイルが、引き続き提案の主軸。この間に目まぐるしく続いたデザイナー・シャッフルの様相に反して劇的な変化は見られないものの、デザイナーたちの思索の深層では、新たな価値転換が起こり始めています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。