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アーティストの冥丁が京都で見つめてきた“日本の姿” 清水寺にてキャリア集大成の奉納演奏

アーティストの冥丁は4月18日、世界遺産に登録されている音羽山 清水寺の本堂舞台で、自身の活動の集大成として奉納演奏を開催する。

同演奏会のため冥丁は、京都の街を自転車で町を巡り、寺社仏閣だけでなく夜の嵯峨野の池に浮かぶ赤い月、路地の暗がりの奥に垣間見える人々の暮らしの色彩などから「日本とは何か」を見つめ直し、町に潜む“音”を探し続けてきた。そんな京都で着想を得た音楽を「失日本」と名付け、日本文化から失われつつある印象や記憶を、現代的な感性で再構築。その後、日本、ヨーロッパ、アジアを巡る単独公演やツアーも開催した。会場はライブハウスや野外フェスティバルだけでなく、寺院や文化財、歴史的建造物などで、演奏を重ねながら、自身の表現を深めてきた。これらの積み重ねてきた作品と、京都への思いのすべてを捧げる場として、世界遺産で古くから芸能奉納の場でもあった清水寺を会場に選んだ。

同演奏会に関して、冥丁は「私は音楽活動を通じて、『失日本』という解釈を現代に掲げ、日本に古くから現存する自明でありながらも幽微な世界に焦点を当てた独自の音楽を創造してきました。20代、京都に籠りながら人知れず時代を見つめ、たった一人で音楽修行を重ねてきた経験を持つ私にとって京都は自分自身の礎となりました。そして、過去から現在まで続く数多の常識を自分自身の心の目で捉え表現を行い、音楽を通じて表現者として活動を行うことができる立場に至りました。このような人生を歩んできた現在の私の集大成を表現する奉納演奏となります」とコメントをしている。

冥丁は、広島・尾道出身で京都在住のアーティスト。日本を主題とした独自の音楽表現を展開し、現代的なサウンドテクニックと日本古来の印象を融合させた、私的でコンセプチュアルな音楽表現が特徴だ。これまで「怪談」「小町」「古風(Part I, II, III)」からなる三部作シリーズを発表し、「ピッチフォーク(Pitchfork)」などの海外主要音楽メディアからも注目を集めている。音楽だけにとどまらず、国際的ブランドや文化的プロジェクトのための楽曲制作に加え、国内外における公演活動や音楽フェスティバルへの出演、ヨーロッパやアジアでのツアーを通じて活動の幅を広げてきた。近年は、寺院や文化財、歴史的建造物といった空間での単独公演へと表現の場を拡げている。

◾️奉納演奏
日程:4月18日
会場:音羽山 清水寺 本堂舞台
住所:京都府京都市東山区清水1-294
時間:19:30(開場)、20:30(開演)
料金:8000円(本堂舞台 着席席)、5000円(本堂舞台 スタンディング)、4000円(奥の院 着席席)

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