ビューティ
特集 販売員特集2023 第4回 / 全31回

47年間月商100万円をキープ、生涯売り上げ10億円超に ポーラ ビューティーディレクター・高橋幸子さん

有料会員限定記事

PROFILE: 高橋幸子/ポーラ ビューティーディレクター

高橋幸子/ポーラ ビューティーディレクター
PROFILE: (たかはし・さちこ)1947年生まれ。1976年ポーラに入社後、埼玉を拠点とするポーラ ハートピアショップに所属。2022年に累計売り上げ10億円を達成し、23年2月のポーラ主催のビューティーディレクター全国大会で表彰された PHOTO:YUKIE SUGANO

ポーラの訪問販売形態でビューティーディレクター(以下、BD)として47年間勤務する高橋幸子さんは、2022年に累計売り上げ10億円を達成した。約2万5000人いるBDの中で累計売り上げは全国2位でもある。仕事を始めた当初に顧客の「あなたも次は来ないのよね」(1度購入したら関係性は続かないという意味)の一言で販売スタイルを変え、76歳の今でも約70人(ピーク時は約200人)の顧客一人一人と向き合い、BDが天職と笑顔を見せる。(この記事は「WWDJAPAN」2023年11月6日号から抜粋・加筆しています)

高橋さんとポーラとの出合いは、21歳のとき。米の卸業の事務職をしながら調理師免許を取得するため料理教室に通っていたころだった。会社が入居するビルに働く女性がポーラを愛用していて、そこで真っ赤な口紅を買ったのが始まりだ。その後、料理教室の講師を務めるも、結婚を機に会社も退職。しばらく子育てに専念していたが、ポーラ販売店舗の所長からBDを勧められ、姉が子守を引き受けてくれたこともあり働くことを決めた。「当初はバスに乗り込み、その日の担当地域で降ろされ、一軒一軒に声を掛ける販売方法でした」という。そこで会った1人の顧客から、「以前も購入したけど、継続して訪問してくる人はいない。あなたも次は来ないのよね」と言われたことから、バスを使用した販売方法を止め、電車や自転車を使って移動し一人一人と向き合う接客方法に変更した。

コロナ期間中もガレージで商談

この続きを読むには…
残り1382⽂字, 画像0枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。