
日本のビューティ市場は、国内需要が底堅く推移する一方で、中国市場を取り巻く環境には依然として不透明感が残る。こうした外部環境の変化に対応する中で、各社は研究開発の高度化を進め、ヒット製品の創出を加速させている。加えて、組織面での構造改革も進行中だ。こうした変化を踏まえ、日本の主要ビューティ企業16社を紹介する。(この記事は「WWDJAPAN」2026年4月6日号からの抜粋です)
総合メーカー
資生堂
2025年12月期 売上高
9699億円 ↓−2.1%
(詳細はこちら参照)
コーセーホールディングス
小林一俊/代表取締役会長 グループCEO
2025年12月期 売上高
3301億円 ↑+2.3%
大谷翔平選手の広告起用で話題が絶えない「コスメデコルテ(DECORTE)」は、量子コンピューターを活用したクレンジング美容液や発酵に着目した化粧水が伸び、同ブランドの売上高は過去最高を更新した。全体では2026年度に、日本の主要3事業(コーセー事業、アルビオン事業、コーセーコスメポート事業)に加え、タルトやパンピューリの各事業の伸長を見込む。なお、26年1月に完全持株会社体制へ移行した。3月27日付で澁澤宏一前常務がコーセーホールディングス社長グループCOOに、小林一俊前社長は、代表取締役会長グループCEOに就任した。社長交代は19年ぶりで、創業家以外からの起用は初めて。
傘下ブランド
「コスメデコルテ」「雪肌精」「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」「アディクション(ADDICTION)」「エスプリーク(ESPRIQUE)」「ヴィセ(VISEE)」「ファシオ(FASIO)」「ソフティモ(SOFTYMO)」「ネイルホリック(NAILHOLIC)」「米肌」「タルト(TARTE)」「カルテHD(CARTE HD)」「スティーブンノル(STEPHEN KNOLL)」「パンピューリ(PANPURI)」「アルビオン(ALBION)」など
花王
長谷部佳宏/社長
2025年12月期 売上高(化粧品事業)
2616億円 ↑+7.2%
※全体
1兆6886億円 ↑+3.7%
花王の化粧品事業は、「キュレル(CUREL)」「カネボウ(KANEBO)」など注力ブランドの新製品が寄与したほか、訪日客需要を取り込んだ「センサイ(SENSAI)」も伸長し、3期ぶりに黒字転換した。2026年は、重点市場とするタイや欧米で市場成長率を上回る2ケタの増収を目指す。中国は前年ほどの伸びは見込まないが、安定成長を想定する。日本では数量ベースでの伸長を予想。訪日客売り上げは、日中一体運営の強化により中国本土やトラベルリテールでの拡販を見込む。
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