ファッション
特集 ファッション&ビューティ業界入門2026 第3回 / 全8回

知っておきたいグローバルなキープレイヤー10社を紹介 ラグジュアリーからSPA、スポーツまで

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ファッション業界でかつて“ラグジュアリー御三家”と呼ばれたLVMH(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)、ケリング(KERING)、リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)だが、もはやLVMHの一強といえるだろう。スポーツ業界では、ナイキ(NIKE)が引き続き首位に。SPAでは、「ユニクロ(UNIQLO)」を擁するファーストリテイリング(FAST RETAILING)が2位のH&Mに肉薄している。ここでは、知っておきたいグローバルなキープレーヤー10社を業種別かつ売上高順に紹介する。(この記事は「WWDJAPAN」2026年4月6日号からの抜粋です)

売上高グラフ

LUXURY

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン

LVMH MOËT HENNESSY LOUIS VUITTON
(フランス)

ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼CEO

2025年12月期 売上高

約14兆7876億円 ↓−4.5%
(808億700万ユーロ)

圧倒的規模感を誇る“ラグジュアリー帝国

70以上の高級ブランドを擁し、年商14兆円と圧倒的な規模感でラグジュアリー市場をけん引するLVMHだが、地政学上の先行き不透明感やマクロ経済の悪化などにより、2025年は24年に続いての減収減益に。一方で、新生「ディオール(DIOR)」を率いるジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)のクリエイションは批評家やバイヤーらからも高く評価されており、業績への貢献も期待される。なおLVMHは仏最大級の企業だが、ベルナール・アルノー会長兼最高経営責任者を頂点とした家族経営の一面も。一族の持株会社などを通じ、26年2月時点でLVMHの株式資本の50.01%と議決権の65.94%を保有している。

傘下ブランド

ワイン&スピリッツ
モエ・エ・シャンドン(MOET & CHANDON)」「ドン ペリニヨン(DOM PERIGNON)」「ヴーヴ・クリコ(VEUVE CLICQUOT)」「クリュッグ(KRUG)」「メルシエ(MERCIER)」「ルイナール(RUINART)」「シャトー・ディケム(CHATEAU D'YQUEM)」「ヘネシー(HENNESSY)」「ベルヴェデール(BELVEDERE)」「グレンモーレンジィ(GLENMORANGIE)

ファッション&レザーグッズ
ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「クリスチャン ディオール(CHRISTIAN DIOR)」「ロエベ(LOEWE)」「セリーヌ(CELINE)」「ベルルッティ(BERLUTI)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」「ケンゾー(KENZO)」「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」「フェンディ(FENDI)」「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」「モワナ(MOYNAT)

パフューム&コスメティックス
「パルファン・クリスチャン・ディオール(PERFUME CHRISTIAN DIOR)」「ゲラン(GUERLAIN)」「パルファム ジバンシイ(PARFUMS GIVENCHY)」「ケンゾー パルファム(KENZO PARFUMS)」「ベネフィット(BENEFIT)」「メイクアップフォーエバー(MAKE UP FOR EVER)」「フレッシュ(FRESH)」「メゾン フランシス クルジャン(MAISON FRANCIS KURKDJAN)」「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」「アクア ディ パルマ(AQUA DI PARMA)」「フェンティ ビューティ(FENTY BEAUTY)

ウオッチ&ジュエリー
タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」「ショーメ(CHAUMET)」「ゼニス(ZENITH)」「フレッド(FRED)」「ウブロ(HUBLOT)」「ブルガリ(BVLGARI)」「ティファニー(TIFFANY & CO.)」「レポシ(REPOSSI)

セレクティブ・リテーリング
「DFS」「ル・ボン・マルシェ(LE BON MARCHE)」「セフォラ(SEPHORA)」「ベルモンド(BELMOND)」など

LUXURY

コンパニー フィナンシエール リシュモン

COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT
(スイス)

ヨハン・ルパート(Johann Rupert)会長

2025年3月期 売上高

約3兆9160億円 ↑+3.8%
(213億9900万ユーロ)

不況に強いハイジュエリーで堅調

社会情勢の悪化やそれに伴う“ラグジュアリー離れ”で苦戦する企業も多い中、リシュモンは着実に業績を伸ばしている。2025年4~9月期(上半期)の売上高は前年同期比5.4%増の106億1900万ユーロ(約1兆9432億円)、営業利益は同6.9%増の23億5800万ユーロ(約4315億円)と堅調。これは「カルティエ(CARTIER)」など、多少の不況はものともしない超富裕層向けの高級ジュエリーブランドを複数擁していることが大きいだろう。実際、競合であるLVMHとケリングのトップも、決算発表の説明会の際に「今後の成長分野はジュエリー」と発言している。

傘下ブランド

ジュエリー&ウオッチ
「カルティエ」「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」「ピアジェ(PIAGET)」「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」「A.ランゲ&ゾーネ(A. LANGE & SOHNE)」「ボーム&メルシエ(BAUME & MERCIER)」(※26年1月、ダミアーニ・グループ〈Damiani Group〉に売却することで合意)「ジャガー・ルクルト(JAEGER LECOULTRE)」「IWC シャフハウゼン(IWC SCHAFFHAUSEN)」「オフィチーネ パネライ(OFFICINE PANERAI)」「ロジェ・デュブイ(ROGER DUBUIS)」「ブチェラッティ(BUCCELLATI)

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