
新進気鋭のブランド「デッドボーイ(DEADBOOY)」をご存じだろうか。手掛けるのは、3月に文化服装学院を卒業したばかりの西脇駆デザイナー。柄やギミックを効かせた強い世界観のコレクションと、それを裏付けるようなスレッズでの勝ち気な投稿が、若年層を中心にSNSで話題な一方、その素性は謎に包まれている。西脇デザイナーの素顔に迫り、これからデザイナーを目指す学生が心得るべき3カ条を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2026年4月6日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
辛口投稿がクセになる
「デッドボーイ」って何者だ?
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私が最初に「デッドボーイ」を知ったのは、スレッズ(Threads)でたまたま流れてきたある投稿。@iamdeadbooyというアカウントによる、「俺が文化服装のレベルかなりあげてる」という勝ち気な発言だ。「なんて過激な人なんだ」と思いながら彼のフィードに飛んでみると、家族や友達思いのアツい一面も見られた。
西脇デザイナーを教えていた文化服装学院の神藤綾先生によれば、「自分のやりたいことに対してストイックで、義務教育ではないからこそ重視される主体性を持っている。本質的なことを当たり前にやる学生だ。入学してから縫製技術も学び、とても努力したのだと思う。色や形、コンセプトをリアルクローズに落とし込み、ブランドとして機能させていくトータルの考え方、そしてその服でコンテストにも挑戦していく姿。トゥーマッチなものを作ってしまう学生が多い中、タウンユースであることを基盤に置き続ける重要性を具現化している」と評価する。さらに「卒業時には手書きの手紙と自作の服を持ってお礼を言いに来るような律儀な一面もある。人とのつながりを大切にする、いいヤツ」と、一見誤解されやすい人柄についても明かした。
PROFILE: 西脇駆/「デッドボーイ」デザイナー

Interview
愚直に生きる
「デッドボーイ」の脳内
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卒業して間もなく行われた、パリ・ファッション・ウイーク公式パートナーの合同ファッション展示会「トラノイ(TRANOI)」に参加した「デッドボーイ」。ブランドについて、そして今後の活動について西脇デザイナーに話を聞いた。
WWD:デザイナーを志した背景は?
西脇駆「デッドボーイ」デザイナー(以下、西脇):親は厳しく、中学生くらいまでは勉強ばかりしていました。自我が強いからかいじめられることも多く、パニック障害を患ったこともあります。学校の代わりに高円寺の古着屋コミュニティーに足を運び始め、ファッションの世界に憧れを持つように。そこで文化服装学院のことを知り、進学を決めました。
入学当初からデザイナーを目指していましたが、本格的にブランドを立ち上げようと思ったのは2年生のとき。カリキュラムの初期に「こんなブランドをやりたい」と打ち出したのが「デッドボーイ」です。
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