LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)がF1で知られる世界最高峰の自動車レース、フォーミュラ1とグローバル・ラグジュアリー・パートナーシップ契約を締結して初のレース「フォーミュラ1 オーストラリアグランプリ(以下、F1オーストラリアGP)」の決勝が3月16日、メルボルンで開かれた。「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」は公式タイムキーパー、「モエ・エ・シャンドン(MOET & CHANDON)」は公式シャンパンとなり、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」はF1オーストラリアGPのタイトルスポンサーを務め、LVMH一色だった。(この記事は「WWDJAPAN」2025年3月31日号からの抜粋です)
LVMHとF1の契約期間は今年から10年。ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO)は、「F1と当社は、人材重視、卓越性の追求、革新への情熱という点で共通している。モータースポーツもファッションや時計、ワイン&スピリッツ同様、成功への道筋は細部へのこだわりだ。当社のブランドの工房でも、世界中のサーキットでも、限界を打ち破ろうとする絶え間ない探究心が、未来のビジョンを創造する」とコメント。そして同社は1月1日、「ロレックス(ROLEX)」に代わって「タグ・ホイヤー」が22年ぶりにF1の公式タイムキーパーに復帰することを発表。ベルナールLVMH会長兼CEOの三男で同社時計部門のCEO(その後、「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」のCEO就任が発表された)のフレデリック(Frederic Arnault)は、「F1は、世界で最も魅力的なスポーツの一つであり、イノベーションやチームスピリット、パフォーマンスなど、われわれにとって非常に重要な価値観を反映する活気に満ちたものだ」と語り、メルボルンを訪れた。F1オーストラリアGPにはフレデリックCEOのほか、「ルイ・ヴィトン」のピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)会長兼CEO、「タグ・ホイヤー」のアントワーヌ・パン(Antoine Pin)CEOらも訪れている。
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