LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、傘下に持つタグ・ホイヤー(TAG HEUER)の新たな最高経営責任者(CEO)として、同ブランドのビアトリス・ゴアグラス(Beatrice Goasglas)米州事業社長が5月1日付で就任することを発表した。同ブランドの166年の歴史の中で、女性がトップとなるのはこれが初めて。なお、前任のアントワーヌ・パン(Antoine Pin)前CEOは1月に退任している。
新CEOはマーケティングや顧客体験分野の経験が豊富
ゴアグラス新CEOは、レンヌ・スクール・オブ・ビジネス(Rennes School of Business)を卒業し、LVMHが擁する米化粧品小売大手セフォラ(SEPHORA)でキャリアをスタート。その後、ロレアル(L'OREAL)や仏ファッションブランドのザ クープルズ(THE KOOPLES)、仏アパレル企業SMCPでデジタルマーケティングやカスタマーエクスペリエンス分野の経験を積んだ。2018年、タグ・ホイヤーに最高デジタル兼カスタマーエクスペリエンス責任者として入社。21年にアジア太平洋地域担当マネージング・ディレクターに就任し、23年11月から現職。
ステファン・ビアンキ(Stephane Bianchi)LVMHグループ ジェネラル・マネージャー兼ウオッチ&ジュエリー部門CEOは、「ビアトリスはタグ・ホイヤーで素晴らしいキャリアを築いており、彼女がこのアイコニックなウオッチメゾンのトップに就任することをうれしく思う。ブランドに関する深い知識と優れたリーダーシップ、比類のないコミットメントにより、タグ・ホイヤーを新たな高みへと導いてくれるだろう」と語った。
「タグ・ホイヤー」の年商は?
LVMHはブランド別での売り上げを開示していないが、米投資銀行モルガン・スタンレー(MORGAN STANLEY)が発表した最近のリポートでは、「タグ・ホイヤー」の25年の売上高を6億5600万スイスフラン(約1318億円)程度と予想している。