ファッション

春に9%値下げしたユニクロは利益を確保できたのか?【齊藤孝浩のファッション業界のミカタ】

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 企業が期ごとに発表する決算書には、その企業を知る上で重要な数字やメッセージが記されている。企業分析を続けるプロは、どこに目を付け、そこから何を読み取るのか。この連載では「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」(共に日本経済新聞出版社)の著者でもある齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、企業の決算書やリポートなどを読む際にどこに注目し、どう解釈するかを明かしていく。今回はファーストリテイリング(FAST RETAILING)2021年8月期決算のポイントを解説する。(この記事は「WWDJAPAN」2021年11月8日号からの抜粋です)

 4月の商品価格の総額表示義務化を前に、ユニクロ(UNIQLO)とジーユー(GU)が9%の値下げを実施したので、その分の利益をどう確保するのかを、6月14日号で推測しました。今回は2021年8月期の決算報告書からその答え合わせをしてみます。

 3月以降の下半期の数字を見てみましょう。やはり客単価は下がっていますね。ほぼ9%減です。ちょうど値下げしたのと同じだけ、1人当たりの買い上げ単価が下がりました。しかし、売り上げはほぼ変わっていません。客数を伸ばしてカバーしているのです。これはさすがですね。

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