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「ザラ」の親会社、20年5〜7月期は267億円の黒字 コロナ禍から順調に回復

 「ザラ(ZARA)」「ベルシュカ(BERSHKA)」などを擁するインディテックス(INDITEX)の2020年2~7月期決算は、売上高が前年同期比37.3%減の80億3300万ユーロ(約1兆41億円)、EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)が同56.8%減の14億8600万ユーロ(約1857億円)、純損益は前年同期の15億5300万ユーロ(約1941億円)の黒字から1億9800万ユーロ(約247億円)の赤字となった。

 ブランド別の売上高では、「ザラ」(「ザラ ホーム(ZARA HOME)」を含む)が同37.8%減の55億3200万ユーロ(約6915億円)、「ベルシュカ(BERSHKA)」が同35.9%減の6億9200万ユーロ(約865億円)、「ストラディバリウス(STRADIVARIUS)」が同35.3%減の5億200万ユーロ(約627億円)だった。

 同社はコロナ禍によって世界中の店舗を休業せざるを得なかったが、現在はその98%が営業を再開しており、売り上げも順調に回復している。ECも好調で、上半期の売り上げは同74%増だった。

 四半期ベースで見ると、20年2~4月期(第1四半期)の売上高が同44.7%減の33億300万ユーロ(約4128億円)だったのに対して、5〜7月期(第2四半期)は同31.3%減の47億3000万ユーロ(約5912億円)だった。8月1日〜9月6日のおよそ1カ月では、現地通貨ベースで同11%減となっている。また純損益も、第1四半期には4億900万ユーロ(約511億円)の赤字だったが、第2四半期には2億1400万ユーロ(約267億円)の黒字に戻している。

 パブロ・イスラ(Pablo Isla)会長はアナリスト向けの説明会で、「第2四半期をターニングポイントに、業績が急激に回復している」と語った。

 インディテックスはデジタル時代に対応するべく、6年ほど前から“店舗とオンラインストアの完全な統合”を戦略の柱の一つとしている。小型店を集約する一方で、ネットで注文して店舗で受け取る「クリック&コレクト」や店舗での返品などのサービス機能を加えた大型旗艦店を一等地に出店。20年末までに店舗とオンラインにおける在庫の一元化を目指すなど、さらなる効率化に取り組んでいる。

 同社はまた、直営店がない国や地域でも商品の購入を可能とするオンラインプラットフォームの立ち上げを進めているが、これも20年末までには全ての市場をカバーする予定だという。こうしたECの強化も含めた販売網の再編に、今後2年間でおよそ30億ユーロ(約3750億円)を投資する。

 イスラ会長は、「当社は柔軟な運営、デジタル統合、サステナビリティを柱とした独自の事業モデルを構築しており、ECが非常に好調だったことをうれしく思う。またECと店舗を統合することによって、在庫をかなり減らすことができた」と述べた。

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