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「ルイ・ヴィトン」メンズ大転換 ヴァージルとCEOが戦略を語る

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 新型コロナウイルスの大流行によりファッション業界のシステムを見直す流れが加速する中、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は2021年春夏シーズンからメンズ・コレクションの改革に取り組む。今後は従来の春夏や秋冬といったシーズンにとらわれないコレクションへと移行し、リアルのランウエイショーを世界各地で開催。8月6日の中国・上海を皮切りに東京でも行う予定で、年末までに巡回都市が増える可能性もある。また、「瓶詰めの手紙」と題された21年春夏コレクションはリサイクルやアップサイクル素材から過去のアーカイブまでを活用し、サステナビリティにも多角的に取り組んでいる。マイケル・バーク(Michael Burke)=ルイ・ヴィトン会長兼最高経営責任者(CEO)とヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)=メンズ アーティスティック・ディレクターに計画の全貌を聞いた。(この記事はWWDジャパン2020年7月20日号からの抜粋です)

 「ルイ・ヴィトン」はパリでのランウエイショーに代わり、7月9日夜にパリ郊外のアニエールにある創業家の邸宅で開かれたカクテルイベントと翌10日のデジタル・プレゼンテーションで、2021年春夏コレクションのショートフィルムを発表した。その内容は、ヴァージルが “ズームと仲間たち”と名付けたアニメキャラクターたちが航海に出る様子を現実世界の風景や人物と融合させたもの。アニエールから始まり、セーヌ川から大海原への船出で締めくくられる作品を通して、世界を巡る旅の幕開けを描いた。

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