ビジネス

マルニのCEOが1年で退任 後任は社内昇格でジェネラル・マネジャー職に

 マルニ(MARNI)は、ステファノ・ビオンド(Stefano Biondo)最高経営責任者(CEO)が退任し、同社の親会社であるOTBからも離れることを11月27日に発表した。後任としてバーバラ・カロ(Barbara Calo)=グローバル・オムニチャネル・ディレクターが昇格し、ジェネラル・マネジャー職となる。

 ビオンド前CEOは2018年5月に同職に就任しており、1年での退任となるが、理由は発表されていない。これ以前はイタリアの大手アイウエアメーカー、サフィロ(SAFILO)でチーフ・ブランド・オフィサーを務めていた。カロ=新ジェネラル・マネジャーは16年に入社。今後はマルニを率いる立場として、OTBのウバルド・ミネッリ(Ubaldo Minelli)CEOの下につくことになる。

 マルニは創業デザイナーのコンスエロ・カスティリオーニ(Consuelo Castiglioni)が16年に同社を離れたものの、その後を受け継いだフランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)=クリエイティブ・ディレクターの下で発展した。売上高はおよそ1億7000万ユーロ(約202億円)で、その60%は76の直営店とオンラインショップによるものだ。事業別ではハンドバッグとフットウエアが伸びており、売り上げ全体の55%を占めている。日本では4月に東京・表参道ヒルズに世界最大の旗艦店をオープンし、それに合わせてリッソ=クリエイティブ・ディレクターが来日した。

 OTBは15年にマルニを傘下に収めた。ほかには「ディーゼル(DIESEL)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」や、生産・販売を手掛けるスタッフインターナショナル(STAFF INTERNATIONAL)などを擁している。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。