「ディーゼル(DIESEL)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「ジル サンダー(JIL SANDER)」「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」などを擁するOTBは6月18日、同じく傘下に持つ「マルニ(MARNI)」のフランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)=クリエイティブ・ディレクターが退任することを発表した。後任については、現時点では明らかにされていない。
同氏は、2016年10月に「マルニ」創業デザイナーのコンスエロ・カスティリオーニ(Consuelo Castiglioni)前クリエイティブ・ディレクターが退任したことを受け、同年11月に後任としてブランドに加わった。それ以前には、「アレッサンドロ・デラクア(ALESSANDRO DELL'ACQUA)」「マーロ(MALO)」「プラダ(PRADA)」などでキャリアを積んでいる。
OTBのレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)会長は、「フランチェスコはメゾンのスピリットと価値観を体現し、チームと共に新たな、そしてエキサイティングな『マルニ』の土台を築いた。真のアーティストである彼は、とてもユニークなデザイナーだ。彼の今後のさらなる活躍を心から願っている」と語った。
リッソ=クリエイティブ・ディレクターは、「私を信じ、想像もし得なかったこの旅のフロントシートを与えてくれたレンツォに、心から感謝する。『マルニ』は私にとってスタジオであり、ステージであり、夢だった。多様な色や直感、ケアを持ち、誰もが自分らしくいられる場所を与えてくれた。感情を込めて創造することや、真のコラボレーションがいかにパワフルかを教えてくれた。『マルニ』のチーム全員、また道中で加わってくれた友人たちに感謝を。そして、今後のさらなる素晴らしい旅を祝して乾杯!」とコメントした。