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「ディーゼル」の親会社が注目のLAブランド「アミリ」に出資

 「ディーゼル(DIESEL)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「マルニ(MARNI)」などを擁するOTBが、ロサンゼルス発のブランド「アミリ(AMIRI)」と資本提携した。取引の詳細は公開されていないが、一部出資だという。

 2014年にクリエイティブ・ディレクターのマイク・アミリ(Mike Amiri)が設立した同ブランドはTシャツで4万円台、デニムは10万円以上と高めの価格帯だが、人気商品は即完売する注目のブランドだ。顧客にはジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)、ビヨンセ(Beyonce)、キース・リチャーズ(Keith Richards)などの大物セレブが名前を連ねている。

 「ディーゼル」創始者のレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)OTB会長は、「まさに私がやりたかったことを『アミリ』が実現してくれた。マイクとパートナーシップを組むことができて大変うれしく思っている。私の40年にわたる経験を生かして戦略面などでサポートし、同ブランドが成長していく支援をしたい」と語った。

 アミリ=クリエイティブ・ディレクターは、「数年前にロサンゼルスで出会って以来、レンツォは何でも相談できる相手として私をサポートしてくれた。これまで外部の提携先を検討したことはなかったが、レンツォとクリエイティビティーやプロダクトについて話したりする中で提携の話になり、自然な流れでまとまった」と述べた。

 「アミリ」は現在、世界の有力ショップやポップアップストアで販売されているが、アミリ=クリエイティブ・ディレクターは今年中にも店舗をオープンしたいと考えており、そのためにもOTBとの提携はうれしいと話す。また、今後はテーラードスーツやアクセサリーなども展開していくと語った。日本では、18年9月に「リステア(RESTIR)」でポップアップストアを開いている。

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