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米ロンハーマンがサザビーリーグへ商標・事業を譲渡 サザビーが米国店舗も運営へ

 サザビーリーグは、米ロサンゼルスのセレクトショップ「ロンハーマン(RON HERMAN)」の事業を2019年2月7日付で米本社から譲受した。事業譲受にかかった金額は非公表。米国での事業を同社の現地法人サザビーリーグ・ノースアメリカを通じて行う。サザビーリーグ・ノースアメリカは18年10月11日に設立。代表にはサザビーリーグの執行役員で法務部門責任者の水谷泰樹氏が、取締役には日本での「ロンハーマン」成功の立役者で上陸当時の事業部長を務めていた三根弘毅(現サザビーリーグ取締役)が就任した。販売スタッフを含め現在約50人が働く。

 事業譲受の経緯について広報担当者は「(ロンハーマン側が)ブランドの強化・保全を行うことを目的とし、日本での実績において事業パートナーとして信頼できる当社に事業譲渡することになった」と説明。欧米およびアジアでの事業拡大に関しては「現在は未定」(広報担当者)だと言う。

 サザビーリーグは17年3月31日付で「ロンハーマン」の日本での商標権を取得。日本においてはライセンスから同社の運営に切り替わっている。

 同社は09年に米本社と独占ライセンス契約を結び1号店を東京・千駄ヶ谷にオープン。西海岸の匂いや空気が感じられるライフスタイルショップとして成功を収め、現在12店舗を展開する。13年には日本独自の業態「RHC ロンハーマン」を開発し、1号店をマークイズ みなとみらいにオープンし、現在7店舗を構える。米ロンハーマンは1976年にロン・ハーマン(Ron Herman)が創業し、ロサンゼルスに3店舗を構える。

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