ファッション
連載 編集長・向の今日は誰と会って、何食べた?

編集長は先週何した? ジャーナルで片寄涼太、楽天で中島敏子、ゴルチエとフレンチ!

 こんにちは、「WWDジャパン」編集長の向(むこう)千鶴です。秋到来でイベントシーズンに突入です。先週は、ジャーナルスタンダードで片寄涼太さんのトークを聞き、楽天でelevenplayのパフォーマンスを見るなどにぎやかでした。週末には衣替えをしなくては!

9月13日(金)
80年代の「ゴルチエ」を着て
ゴルチエ氏とディナー

 ぜいたくな時間でした!前日のインタビューに続いて、この日もジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)氏とディナーの席でお会いしたのですが、せっかくなので「ジャンポール・ゴルチエ」の復刻アイテムを購入して着て参加したら本人にほめてもらいました。リップサービスでもうれしい!

 「ジャンポール・ゴルチエ」と言えばコルセット、ピンストライプのパンツスーツ、マリンボーダー、デニムなどなどですが、私が選んだのは1985年に発表したコルセット風デニムのフレアスカート。当時と寸分違わないデザインだそうです。ボーン(コルセットの張りの部分)が丹田辺りをギュッと押さえるから否応なく背筋が伸びます。須賀洋介氏が監修する「コトー」のフレンチはおいしかったですが、正直後半はお腹がだいぶ苦しかったです(笑)。

9月14日(土)
自分をこの世界に導いてくれた
先輩とFNOで再会

 土曜日は「ヴォーグ・ファッションズ・ナイト・アウト2019 トウキョウ」に繰り出しました。「エドウイン(EDWIN)」を訪ねると、先輩を発見。マーケティング・広報課長の安藤武徳さんです。私のキャリアのスタートはエドウインで、大学生だった自分のリクルーターがこの方、安藤さんでした。つまり私をこの素晴らしきファッション業界に導いてくれた恩人なのです!

 大学4年生の私はどんな仕事に就きたいのか自分でもわからず、女性を総合職で採用する企業を片っ端から受けて業界研究をしていました。ファッション関連はたまたま資料が目に留まったエドウインだけで、他は自動車や薬品や商社やメディアまで手当たり次第という感じ。その中でエドウインの面接で会った諸先輩は、ほかの業界の人たちとどこか違いました。“何歳になっても何かを諦めていない感じ”とでも言いましょうか……。とにかく、“この人たちが好き!”と思い、ほぼ即決したのです。その後、転職もしつつ多くのファッション関係者に会いましたが、あの時の“好き!”を繰り返してここに至ります。だからあの時、直感に従ってよかったとつくづく思います。

 エドウインは、FNOでは代表的モデルである「503」を若手フォトグラファー5組が撮り下ろした写真展を開催していました。私が23歳の時にこの会社の感じた“ユース”が別の形でそこにありました。という訳で安藤さんに改めて感謝をお伝えしつつ、ビールをもらって帰りました。ごちそうさまでした!

9月17日(火)
楽天で中島敏子氏が活躍

 写真は、左から佐藤可士和・楽天チーフクリエイティブディレクター、三木谷浩史・楽天会長兼社長、編集者・プロデューサーの中島敏子氏です。

 「楽天ファッションウィーク 東京」の会見&パーティーへ。そこで久しぶりに中島敏子氏と会いました。私の中島敏子・論は、下記の関連記事“暴れん坊編集長・中島敏子による「ギンザ」ラストイシューを語る”をぜひご確認ください。今回は、「Rakuten Fashion」のキービジュアル監修をアートディレクターの平林奈緒美氏と手掛けたそうです。この“元「ギンザ」コンビ”は女子の元気とカワイイを引き出すのが大得意。楽天の新しいイメージが引き出されていました。

 パーティーでは、ダンスカンパニーelevenplayがランウエイをテーマにパフォーマンスを披露しましたが、こちらも中島氏がプロデュースをしたそうです。その様子は下記の動画でどうぞ!

 ちなみに、少し前になりますがアメリカの公開オーディション番組「America's Got Talent」でのelevenplayのダンスは要チェックです。ライゾマティクスが飛ばすドローンとのセッションで踊ったのですが、見たことがないパフォーマンスに会場がざわつきました。審査員たちも文字通り口をあんぐりあけて驚いていましたよ。

9月19日(木)
ジャーナルで片寄さんに公開取材&スリムになった杉村CEOを10度見

 セレクトショップ担当の小池記者が、ジャーナルスタンダード表参道で公開インタビューをするというので応援に行きました。お相手は片寄涼太さん。ジェネレーションズの片寄さんですが、今回は一人のアーティストとして白Tシャツのプロジェクトを発表し、世界6都市をテーマにユニセックスの真っ白いTシャツを少しずつアレンジしてデザインしました。抽選に当選して招待された30人を前にそのこだわりを解説したのですが丁寧な言葉選びに、本気度がうかがえました。

 この日めちゃくちゃ驚いたのが、ベイクルーズ杉村茂CEOのがめちゃくちゃスリムになったこと(写真3枚目)。8カ月で20数キロのダイエットに成功したそうで、別人!店の前で声をかけてもらった時はすみません、実はどなたかわからなかったほどです。スタッフの方にこっそり「あの方、杉村さんですよね」と確認してから改めてご挨拶をしたものの、話をしながらも信じられず、失礼承知でまじまじと見ちゃいました。肌艶も良くて10歳くらい若返った感じ。「ファッションの会社だと社員に言っている手前ね」とおっしゃるが、いや~CEO業のかたわらこの努力は半端ないでしょう。すごい!

9月19日(木)
「デシグアル」でバルセロナの
太陽を感じる

 “杉村CEO大幅若返り”の驚きを引きずったまま、明治通り沿いの「デシグアル(DESIGUAL)」原宿旗艦店のリニューアルオープンへ。以前、バルセロナの海沿いにある同社の本社取材に行った記者が、その健康的で明るい社風や働き方が素晴らしいことを力説していたのが頭に残っていたのですが、同店の雰囲気もやはり開放的でハッピーな感じ。3階ではリメークサービスもあります。

 IVANさんが着ているような柄のワンピースが可愛かったです。IVANさんの隣はデシグアルの日本&APACカントリーマネージャー、バラッシュ・クリザニック(Balazs Krizsanvik)さんです。

9月19日(木)
最新号「2020年春夏ニューヨーク
第1弾」校了と本日のおやつ

 表紙は女性同士のカップルが手をつないで登場した、多幸感あふれる「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」です。手に持っているグリーンがブーケではなく鉢植え、という自然体も良いです。本日のおやつは弊社から一番近いパン屋さんで週に1度は買ってしまうカヌレでした。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

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