ビジネス

1型10枚までの超少量のニット製品の生産受注 神戸のOEM会社が開始

 ニット服のOEM(相手先ブランド生産)を手掛けるインプルーヴ(神戸市、鈴木弘美・社長)は2月から、1型10枚までの超少量専門の受注サービス“10ピースニットファクトリー”を開始した。素材選定のアドバイスや編み地のプログラムなども含まれており、生産枚数に関わらず価格は20万円から。納期は45〜75日で、量産に移行する場合は5万円でプログラムデータを譲るオプションもある。

 小規模のブランドやアパレルから小ロット生産のニーズは根強く存在する一方、ニット製品は編み地のプログラムに専門的な技術と時間が必要とされるため、実際には工場側の利益を考えると難しかった。同社は廃業したニット工場から島精機製作所の編み機2台を引き取り、大阪府泉大津市内の小規模工場に設置し、生産を委託。アイテムを限定することで実現にこぎつけた。編み機はそれぞれ7ゲージと12ゲージ(糸の太さを示す単位)で、生産はいわゆるミドルゲージのベーシックなニットアイテムになる。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬のトレンド総まとめ 鍵は「退屈じゃない日常着」

4月15日発売の「WWDJAPAN」は、毎シーズン恒例のトレンドブックです。パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、そして東京の5都市で発表された100以上のブランドから、アイテムや素材、色、パターン、ディテール、バッグ&シューズのトレンドを分析しました。豊富なルック写真と共にお届けします。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。