ファッション

IT縫製の「シタテル」がアパレルOEMに参入

 ウェブ上で縫製工場マッチングするシタテル(熊本県、河野秀和・社長)はこのほど、素材・パーツからパターン、刺しゅうまで、アパレル生産を一括して受注できる新サービス「ジョイントSPA」をスタートした。同社は縫製工場のマッチングを行うサービス「シタテル」を、主に個人や小規模生産をターゲットに展開してきたが、ユーザーの中にデザイナーズブランドや大手アパレルが増加し、要望が多かったことから、パターンや生地、刺しゅう加工などの二次加工などのメニューを拡充。あらためて法人向けのサービスとして打ち出す。同社広報によると、繊維商社などの専門業者に比べ、小ロットで対応が可能な上、価格もリーズナブルに出来るメリットがあるという。「ユーザーの中には大手企業もあり、1万枚のオーダーを受けることもある。これまで布帛がメーンだったブランドがカットソーを手掛ける場合など、新たに生産品目を増やす際に活用してもらっている」(同社広報)。

 「シタテル」には現在2750ユーザーが登録し、縫製が170工場、生地・資材メーカーが30社、刺しゅうおよびプリントが15工場登録しているという。

【関連記事】
ロレアルが開発した世界初のスマートヘアブラシとは?
LVMHが幻のロシアンレザーを復活
売り先は工場から商業施設へ 世界トップの刺しゅう機メーカーが“Fab”に手応え
“縫製工場4.0”キーマンが語る日本の工場の危機

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。