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米フットロッカーが中古スニーカー販売のゴートに1億ドル出資

 スニーカー小売り大手のフットロッカー(FOOT LOCKER)は、米スニーカー売買仲介のゴートグループ(GOAT GROUP)に1億ドル(約110億円)出資することを発表した。出資後は同社のスコット・マーティン(Scott Martin)店舗戦略開発部門シニア・バイス・プレジデントがゴートグループの取締役会に加わるという。同社は企業から販売許可を得た製品を売買するマーケットプレイス型のプラットフォーム「ゴート(GOAT)」および「フライト クラブ(FLIGHT CLUB)」の店舗とECサイト、モバイルアプリを運営している。2015年のゴートグループ創設以来、フットロッカーからの出資は総額1億9760万ドル(約220億円)に上る。

 フットロッカーとゴートグループによれば、エクスクルーシブな顧客体験を創り出すため、最終的に両社のデジタルと実際の小売りプラットフォーム双方での取り組みを結びつける計画だという。フットロッカーは北アメリカに加えて、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアなど世界27カ国に3000店舗以上を運営しており、「キッズ フットロッカー(KIDS FOOT LOCKER)」や「レディ フットロッカー(LADY FOOT LOCKER)」「ランナーズポイント(RUNNERS POINT)」など多くのブランドも擁する。今回の出資によってゴートグループがオムニチャネルを含むグローバルな展開を加速することは明らかだ。

 リチャード・ジョンソン(Richard Johnson)=フットロッカー会長兼最高経営責任者(CEO)は「ゴートグループへの出資を通してスニーカーの購買体験を向上させ、世界規模で需要の高まる製品に出合える最高クラスのオンラインマーケットプレイスを活性化することを楽しみにしている。われわれが手を取り合うことで、両社のスニーカー市場での信頼性を共有し、顧客に類を見ない体験と多種多様な製品を提供していけるだろう」と語り、エディ・ルー(Eddy Lu)=ゴート共同創設者兼CEOは「われわれは創設以来、正規のモデルを取り扱い、シームレスかつ安全な顧客体験をスニーカーの2次流通市場に提供してきた。フットロッカーは世界に点在する店舗とともにわれわれの要であるデジタルでの存在感を高め、売り手と買い手の双方により多くの価値をもたらしてくれるだろう」とコメントした。

 フットロッカー社は最近デジタルファースト企業のカーボン38(CARBON38)やウィメンズアクティブウエアのスーパーヒロイック(SUPER HEROIC)といった企業にも出資している。

大根田杏(Anzu Oneda):1992年東京生まれ。横浜国立大学在学中にスウェーデンへ1年交換留学、その後「WWD ジャパン」でインターンを経験し、ファッション系PR会社に入社。編集&PRコミュニケーションとして日本企業の海外PR戦略立案や編集・制作、海外ブランドの日本進出サポート、メディア事業の立ち上げ・取材・執筆などを担当。現在はフリーランスでファッション・ビューティ・ライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を行う。